山尾志桜里議員の「無効票数騒動」はなぜ起きた?

| まいじつ
(C)Shutterstock

不倫疑惑が持ち上がり民進党を離党、今回の総選挙には無所属で愛知7区から出馬し、見事に当選を果たした山尾志桜里衆議院議員がインターネット上で攻撃を受けている。山尾議員は立憲民主党への入党を検討しているという。

「ネット上では愛知7区の無効票の多さが話題になっています。その数は11291票で、投票総数に無効票が占める率は4.23%と、ほかの選挙区と比べてかなり多い。これでネットは炎上し、“陰謀論”を唱える人が続出したのです」(政治ライター)

ネットには《1万票を超える無効票は異常》、《警察に通報した》などといった投稿が相次ぎ、選挙管理委員会の電話が2時間半鳴りやまないという事態に陥ったという。

その騒ぎの中心は、安倍首相を熱狂的に支持する“ネトウヨ”と呼ばれる人々だ。

《集計した奴の素性を出せ!!》
《票の数え直しを選管に申請を!》
《黙っていたらダメです。o(`^´*(》
《開票立会人をやったことありますが、アピールしたもん勝ちですよ。なので、共産や立憲民主などが、自民党を省いた可能性大です。》

山尾議員と立憲民主党が不正をしたかのような投稿もある。

また、経済評論家の上念司氏はフェイスブックに《愛知7区の山尾志桜里無効票11,291票は事実でした、事実を公表して再集計を求めましょう。他の選挙区に比べて異常な割合です。》と投稿をして炎上を煽った。

ほかの選挙区の無効票割合は?

しかし、無効票割合は愛知7区だけが突出していたわけではない。毎日新聞によれば、今回の総選挙で東京12区は9.71%、東京14区、16区、17区でも5%を超えたそうだ。前回の総選挙では、大阪3区で15.25%が無効票と、今回の愛知7区の比ではなかった。

「安倍首相を熱狂的に支持する人々にとって、安倍首相を追い詰めた山尾議員は敵です。とはいえ、落選したら彼らの敵がいなくなることになる。1日たったら扇動も収まったようですから、単に騒ぎ立ててマスコミに取り上げられれば、それで目的は果たしたことになるのでしょう」(週刊誌記者)

とにもかくにも、当選したからには国民のために頑張ってほしいものだ。

【画像】

(C) Slavoljub Pantelic / Shutterstock

ピックアップ PR 
ランキング
総合
社会