井上真央『明日の約束』第2話、いじめや毒親など暗いテーマの連続で急落6.2%

Photo by halii_(写真はイメージです)

 井上真央(30)が主演を務める『明日の約束』(フジテレビ系)第2話が10月24日に放送され、平均視聴率6.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。前回よりも2.0ポイントダウンしたことから、初回で見切った視聴者が多いと推測される。いじめや毒親など暗いテーマの連続に、早くも疲れを感じた人がいるのかもしれない。

 第1話のラストで衝撃の死を遂げた圭吾(遠藤健慎)。椿が丘高校の生徒の間ですぐに噂は広まり、スクールカウンセラー日向(井上真央)や担任の霧島(及川光博)は真相究明に乗り出す。圭吾がいじめにあっていたと告発した那美(井頭愛海)は、圭吾の死にも平然としているクラスメートにいら立ちをぶつけ、教室内の雰囲気は最悪になる。

 一方、日向の恋人和彦(工藤阿須加)は、断りなしに日向の自宅を訪れる。和彦に愛想よく接する母・尚子(手塚理美)だったが、和彦が帰った途端に態度を豹変し、日向を罵るのだった。

 第1話では、圭吾の母親・真紀子(仲間由紀恵)の毒親ぶりが目立ったが、今回の最大の見どころは、なんといっても日向に対する尚子の毒親ぶりだ。

 恋人を紹介していなかった日向に対し、「生徒を自殺させてしまうスクールカウンセラー」や「あんないい人あんたにもったいない」など、娘に対して非情ともいえる罵詈雑言を浴びせるシーンは、見ていて非常に心が痛んだ。

 突然ヒステリックに大声をあげたり、子どもが一番言われたくないことを口にしたりする母親の姿はリアリティたっぷりで、思わず息をとめ画面に見入った視聴者も多かったのではないのだろうか。手塚理美の演技にぐいぐい引き込まれ、他のシーンがかすんでしまうほどだった。

 暗い展開が続くストーリーにおいて、唯一心が和んだのは、生前の圭吾と那美のエピソード。中学時代にひどいいじめに合っていた那美を支えてくれたのが圭吾だったのだ。海辺で那美のかばんの落書きを消そうと頑張る圭吾の姿は、優しく爽やかで好印象だった。こんなにいい息子なら、過保護になってしまう真紀子の気持ちも少しだけわかるなあ…と思ってしまったほど。つくづく亡くなってしまったのが残念でならない。今後も、圭吾のエピソードが出てくるのかもしれないと思うと、次回放送が楽しみになってくる。

 葬儀会場での「土下座してくれますか」発言はあったものの、出番が少なかった真紀子だが、次回で再び目立ってくる様子。「圭ちゃん、仇はうつからね」という最後のセリフが怖すぎる。今後、最愛の息子を失った母親の狂気がどのように描かれるのか興味津々だ。

文・Harumaki

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