ジャニーズJr.の舞台がまさかの空席祭り?SMAPや嵐でも苦戦する”地方公演の現状”

Photo by Kara Allyson(写真はイメージです)

 ジャニーズJr.内ユニット「SixTONES」「Snow Man」が主演する舞台『少年たち ~Born Tomorrow~』の公演が、9月7日~28日に東京・日生劇場で、10月27日~11月12日に大阪・松竹座にて行われている。SixTONESとSnow Manは2015年に公演が行われた舞台『少年たち 世界の夢が…戦争を知らない子供達』から3年連続で同シリーズの舞台に主演しており、ファンにとってもお馴染みの公演だ。

 Jr.だけでこれだけ長く公演を続けるには、確かな人気がないとなかなか実現しにくいはず。彼らはそれを3年連続で行っているのだから、現在活動しているJr.の中でもトップクラスの人気を誇っていることは間違いないだろう。しかし現在公演中の大阪公演では、“空席”がファンの間で不安視されている。

 すでに『少年たち』の大阪公演に参加したファンからは、「1階席のすごく観やすいところが2連で空席だった」「私の両脇が空席……2階席だったけど、初めての経験で驚き」「花道横・通路横ですら空席だった。こんなにいい席なのになんで来ないの?」「2階席ヤバかった。普通に4連で空いてたよ」などの“空席報告”があとを絶たない状態。チケット売買サイトでも、定価8,000円のチケットがなんと2,000円から売りに出されており、値段を下げても買い手が見つからず、チケットを余らせている人がかなり多いようなのだ。

 ジャニーズアイドルが出演するコンサートや舞台といえば、ファンクラブ会員であってもチケットがなかなか当選しない上に、“高額転売”がたびたび問題になるほど非常に人気が高い公演。今回の『少年たち』も、チケット抽選に漏れたファンは少なくなかった。しかし最近は、空席や定価以下のチケット売りさばきが見られること自体、珍しくなくなっているのだ。ジャニーズ内でもっともコンサートチケットが取れないと言われる嵐でさえ、15年9月19日~23日に宮城県で行ったコンサート『ARASHI BLAST in Miyagi』では、定価9,000円のチケットが売買サイトで6,000円~売りに出されていた。

 このような状況は、特に関東以外の会場で行う公演に多く見られるようで、例えば15年に行われたKis-My-Ft2のコンサート『2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD』、16年に行われたKAT-TUNのコンサート『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR “10Ks!”』は、ともに名古屋公演にて定価以下のチケット売買が見られた。また、過去には中居正広がバラエティ番組にて「札幌ってね、やっぱり売れないの、チケットが」「札幌ドームって2日間しかやらないの。ほかのところは、3日間、4日間、5日間やったりするんだけど」と語っていたことも。地方公演の苦戦は、本人たちも頭を抱えているようだ。

 『少年たち』が“空席だらけ”という状態を受け、ネット上では「見に行きたい」という声も見られるが、「会場が近かったら行くんだけどな~……」「空席があるのは悲しいけど、簡単に行ける距離じゃないからなあ」「そんなに空席あるなら私が入りたい! でも大阪までは行けない!」と、やはり距離を理由に観劇を諦めるファンは多いようだ。

 デビュー済みのグループはもちろんだが、CDを発売していないJr.にとっては、コンサート・舞台公演への集客が彼らの人気を計る重要な指数となるはず。今後の公演で1つでも空席が減ることを願うばかりだ。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

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