低迷「民衆の敵」で主役よりも活躍する石田ゆり子

| まいじつ
低迷「民衆の敵」で主役よりも活躍する石田ゆり子

11月6日に放送された『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)の第3話は、平均視聴率7.5%と、第2話よりわずかに上昇した。

このドラマは篠原が演じる主婦の佐藤智子が市議会議員になり、奮闘する姿を描いている。苦戦する視聴率のなかで、智子のブレーン役を務める平田和美役の石田ゆり子の演技がなかなか渋いと評判になっている。

智子はあおば市議会の教育こども委員会に所属することになり、自宅で辞書を片手に資料を読むのだが、会議に出てもみんなが何を話しているのか分からない。そんな智子に市民の陳情が持ち込まれる。話を聞くだけでいいという議会事務局職員の頼みを智子は引き受けた。

陳情を持ち込んだのは、智子のかつての隣人。知人の男が誘拐犯人として逮捕されたが、冤罪だということで、智子が動き出す。まずは事件を和美に調べてもらった。和美は担当警察官から執拗に話を聞いていき事件の全容解明に動き出す。

石田演じる和美は、本当は事件や政治関係を報じたい敏腕の新聞記者。子供を産んだことで文化部に左遷されたと思い込み、腐っていたところに、智子から事件が持ち込まれる。慎重ながらも大胆に事実を調べ上げる執念深い記者を、石田はベテランの味を出しつつも演じていた。

SNSでも石田絶賛

「石田は1話目から、理性で行動して主役の篠原を助ける役でなかなかいい味を出しています。情熱の篠原、理性の石田ということで、なかなか息のあったコラボで市議会のなかで立ち回っている。この回の冤罪を晴らしていくという点でも、和美(石田)は智子(篠原)とは違うアプローチで真実に近づいていった。石田に助演女優賞をあげたいくらいの熱演でした」(テレビ雑誌編集者)

SNSでも《石田ゆり子の切れ味ある演技に脱帽》、《この回は石田が主演かと思いました》、《石田をもっとクローズアップした方がいい》、《さすがベテラン。いい味出しています》など、石田を賞賛する投稿が多く見られた。

淡々と演技している高橋一生と比べて、第一線で取材活動をしたい記者としての隠しきれない情熱を、うまく石田はすくい上げて表現している。

「視聴率が悪くとも確かな演技で仕事をしてきたためにオファーが途切れないのが石田ゆり子なのです。今回も確実な仕事を見せているため、すでに来年のオファーがいくつかきているようです」(同・編集者)

視聴率は芳しくないが、救いはあったようだ。

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