紅白歌合戦「出場裏バトル」を全部書く(2)椎名林檎は「権威」が好き

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紅白歌合戦「出場裏バトル」を全部書く(2)椎名林檎は「権威」が好き

 最大のサプライズ候補にフラれたとはいえ、他に候補がいないワケではない。

「次の目玉が今年ソロデビュー30周年のメモリアルイヤーでもある桑田佳祐(61)です。今年前半の朝ドラ『ひよっこ』の主題歌『若い広場』を歌っており、出演の状況がそろっているが、あいにく当日の大みそかはコンサートツアーの最終日が入っているため、紅白会場に来ることができない」(芸能デスク)

 それでも食い下がるNHK。紅組司会に「ひよっこ」の主演だった有村架純(24)が決まっているだけに、恒例の朝ドラコーナーが予定されており、

「東京五輪当時を題材にした『ひよっこ』では黛ジュン(69)の往年の名曲『恋のハレルヤ』(67年)が劇中で歌われた。また、太田裕美(62)が『好き好き素敵』と初恋を歌った『恋のうた』も話題を呼んだこともあり、懐かしの昭和歌謡のメドレーが再演される。ここに有村の初恋相手として注目を浴びた竹内涼真(24)、佐久間由衣(22)など乙女寮のメンバー、宮本信子(72)、シシド・カフカ(32)、白石加代子(75)などが総出演する企画が用意されている。桑田自身も昭和歌謡との相性がいいだけに出演には前向きです。昨年の福山雅治のようにライブ会場からの中継出演が見込まれます」(前出・芸能デスク)

 せめて紅白の壇上に3D出演となればサプライズも本物だろうが‥‥。

「このほか、近年の紅白で力を入れているのが2020年東京五輪企画です。昨年は椎名林檎(38)が都庁前でプロジェクションマッピングを行い、福田こうへい(41)が『東京五輪音頭』を歌ったが、今年も加山雄三(80)、石川さゆり、竹原ピストルの『東京五輪音頭2020』、椎名林檎とトータス松本の『目抜き通り』が内定している。この企画は五輪イヤーまで続けられることが確定しており、特に椎名とNHKの間には4年連続での出場の『密約』があると言われています」(前出・芸能デスク)

 椎名といえば、東京五輪の顔役として、リオ五輪閉会式の「引き継ぎ式」でも音楽監督を務めたほど。ライフワークとして五輪を位置づけているだけに、紅白との相性もバッチリなのだ。

「もともと権威が好きな椎名は朝ドラ『カーネーション』の主題歌のほか、Eテレの『SWITCHインタビュー達人達』にも楽曲を提供。NHKのオファーには喜んで協力しています。今後も紅白と林檎の蜜月は続くと思います」(NHK関係者)

 大物歌手の辞退が相次ぐNHKにとってはありがたいかぎりだろう。

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