井上真央(30)が主演を務める「明日の約束」(フジテレビ系)第7回が11月28日に放送され、平均視聴率4.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。5%を切った前回よりもさらに0.3%ダウンしてしまったが、ドラマの中身は最高の盛り上がりを見せている。
ここ数回は藍沢日向(井上真央)が勤める椿が丘高校で死亡した生徒・圭吾(遠藤健慎)の謎にスポットが当てられていたが、第7話は母親・尚子(手塚理美)、さらには恋人・本庄(工藤阿須加)との問題が浮き彫りになり、目が離せなかった。
初回から強烈な印象を与えてきた毒親・尚子のヒステリーもさることながら、日向を優しく支え続けてきた本庄の、突然の変貌に戸惑った視聴者が多いのではと推測できる。前回のラストで失踪してしまった香澄(佐久間由衣)を学校は捜索し続けるが、行方がつかめない。
日向はかつて香澄をいじめていた女生徒にも接触するが、「(香澄が)逃げ切れたらいいのに」といわれるだけで、話をはぐらかされてしまう。そんな中、バスケ部マネージャーの希美香(山口まゆ)は、援助交際をしようとする圭吾の妹・英美里(竹内愛紗)を目撃し、相手の男を引き離す。
後日、違う男についていこうとした英美里を日向は助けるが、そのために本庄・藍沢両家の顔合わせをドタキャンしてしまう。「ママに恥をかかせたかったのね!」と電話で激昂する尚子。日向は本庄の家を訪れ、謝罪しながらも、尚子を非難する。怒った本庄は「親を悪く言うな」と日向に手を挙げるのだった。
突然の本庄の変貌には恐怖を感じたし、DVがよくないことももちろんわかる。しかし、約束を反故にした日向の態度もあまりに酷い。いくら仕事だったとはいえ、両家の顔合わせをドタキャンするなんて大問題なのに、憮然とした表情で謝るだけで、母親への愚痴を吐き出すばかり。本庄や本庄の両親に対する誠意が全く感じられないのだ。これでは、怒り出す尚子や本庄の気持ちがわからなくもない。
実際にネットのドラマ感想板をのぞいてみると、「どんな理由があってもDVはよくない」、「援助交際している生徒を放っておくなんてできるわけがない」と日向を擁護する声とともに、「もっとうまく立ち回れなかったのか」、「遅刻しておいてふてぶてしい」と日向を責める意見も目立った。こんなにも意見が分かれるのは、ドラマの脚本がしっかりしている証拠だろう。
「あの人(本庄)、気を付けた方がいいわよ」という尚子の言葉は、皮肉にも当たっていたことになる。これまで不自然なくらいいい人だった本庄の本性があらわになり、今後ふたりの関係がどのように変わっていくのか、ますます目が離せない。
圭吾の死の謎以上に、日向の家庭問題に注目が集まってしまった第7話。残り回数は少なくなってきたが、現段階でハッピーエンドは期待できそうにない。公私ともに抱える日向のトラブルが最終回でどのように解決されるのか、非常に気になるところだ。
文・Harumaki