ヤンキースは人を見る目がない?大谷のエンゼルス入りで囁かれる『人柄』

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ヤンキースは人を見る目がない?大谷のエンゼルス入りで囁かれる『人柄』

 「メジャーのスカウティングそのものが変わるかもしれない」――。ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムが、今オフ、「最大の目玉」と称されていた大谷翔平(23)を口説き落としたことで、こんな声も米国内で囁かれているという。

 エンゼルス入りを予想する声は、全く聞かれなかった。日本ハム内にも「まさか!?」の声も出たほどで、その大方の予想を裏切る大仕事をやったのけた立役者、ビリー・エプラーGMにも注目が集まっていた。

「(大谷の代理人の)ネズ・バレロ氏から入団を伝える電話を受けたとき、椅子から転げ落ちた」

 エプラーGMの第一声である。当人がいちばん驚いたくらいだから、やはり、エンゼルス入りは「大穴中の大穴」だったわけだ。しかし、米メディアは「勝因はエプラーGM」と見ている。

「ひと言で言えば、マジメな人。コツコツと仕事を積み上げ、それが評価され、エンゼルスでようやくゼネラルマネージャーに迎えられました。GMは大物選手を獲得するのと同時に有名人にもなりうる職種であり、米野球界で一旗揚げてやろうとする輩も少なくありません。でも、エプラーGMはずっとサポート役だったので…」(米国人ライター)

 詳しいプロフィールは公開されていないが、大学時代まではプレーヤーだったようだ。「元会計士」とのことで、2000年、コロラド・ロッキーズのスカウト部門に「空き」が出たことを知り、その門戸を叩いた。パドレス、ダイヤモンドバックス、ヤンキースにも在籍していたが、日本人メディアにその名が伝えられたのは2014年、ヤンキースがポスティングシステムで田中将大を獲得した際、GMに代わって来日を重ねていた球団要人として、名前が報じられた。

「この時点で、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが信頼する部下と位置づけられていました。チームを代表するスカウトのサポートをしながら、メジャー球団について学んだようです。ヤンキースに在籍した松井秀喜、井川慶とも面識があるはず」(前出・米国人ライター)

 エプラー氏がエンゼルスのGM職に迎えられるようになったのは、分析力に長けていたからだった。

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