中小企業が「安易なSNS運用」をする前に考えるべきこと

| 新刊JP
『もう安売りしかないと思う前に読む本』を著した高橋健三さん

商売をしていて、想定通りの売上を上げられないときに、あなたならどんな手を講じるだろうか。多くの人はこう考えるだろう。「値段をもっと下げよう」

確かに消費者にとって安売りは魅力的なので一時的に客は集まるだろう。しかし、安易な安売りに走ってしまうと、応援してくれていた本当のお客さんも手放すことになるかもしれない。
そう警鐘を鳴らすのが“なにわのマーケティングコーチ”であり、『もう安売りしかないと思う前に読む本』(セルバ出版刊)を著した高橋健三さんだ。

新刊JPによる高橋さんへのインタビュー、前編では「安売りのデメリット」について聞いたが、続く後編では「安易なSNS運用」について警鐘を鳴らしてもらった。

「もう安売りしかない」と考える前に、打つ手はある。

(新刊JP編集部)

■「『炎上』を『注目』という言葉に置き換えればいいんです」 ――SNSが広まった際に、猫も杓子も「SNSでファン作り」という風潮になった印象がありまして、実際にはじめるけれど手一杯になり、途中で更新しなくなるというケースも多いと思います。新しいものが出てくる度に手を出して失敗という悪循環にならないために、どのようにすればいいのでしょうか。

高橋:中小企業の多くはSNSにまで手が回っていなくて、とりあえず他にプロモーションの方法もないから「藁にもすがる」感じで始めようとしている方もいると思います。でもそういうすがりかたはダメです。

SNSはあくまでファン作りの手法の一つです。「自分らしさ」「自社らしさ」を打ち出す媒体としてトライアルするのは良いと思いますが、大企業のやり方を真似しても上手くいかないでしょうね。

――つまり、独自の情報なり色を作ることができれば、効果はあると。

高橋:そうです。インスタグラムで写真をアップしてもなかなかフォロワーが集まらず、ウソの友達を集めてみても意味ないじゃないですか。見せることが目的ではなく、パーソナリティや人間性、価値観を伝えることがSNSの醍醐味です。

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