安倍首相とご飯食べるな?茂木健一郎の妄言を武田鉄矢が一喝で波紋広がる

茂木健一郎ブログより

 武田鉄矢(68)が24日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、安倍晋三総理(63)とダウンタウン・松本人志(54)らの会食を批判した脳科学者の茂木健一郎(55)に苦言を呈した。

 番組では、15日に松本や東野幸治(50)、指原莉乃(25)、社会学者・古市憲寿(32)らが安倍総理と焼き肉店で会食したことが話題に上った。そして、茂木がTwitter上で『時の首相と食事をしてよろこんでいるようなお笑い芸人や、コメンテーターは、別にいてもいいけど、文化にはあまり貢献しないと思う。そういう人たちは、忖度のエンジェルに過ぎない」と批判したことにも触れた。

「東野が『(松本は)”安倍総理の犬”とかネットに書かれてますが』と振ると、松本も『ボクは政治家転身とか考えてますけどね』と返すいつも通りの展開でした。しかし、東野から茂木の名前が出ると、出演者一同は失笑。武田は『(誰と食事をしようと)いいんじゃないの? ワリカンだし妙な食事会でもないわけだから』とした上で、真剣な表情で『やたら、みんな反権力とか、政治を批判したり、首相に向かって『バカ』と言ったりするのを、カッコよがるっていう、 そういう風潮がありますよね』と苦言を呈しました。さらに『相手が殴り返してこないのを見て、『かかってこい』という人はズルいと思う』とピシャリと言ってのけたんです」(週刊誌記者)

 これにはSNS上でも「本当その通り。よく言ってくれた」「金八先生の左翼批判には説得力ある」「黄門様のド正論」と喝采が飛んでいた。だが、武田の言葉を借りるまでもなく、茂木は「松本批判」の舌の根も乾かぬ内に、超特大のブーメランを投げていたのだ。

■安倍首相との食事はダメだが鳩山元首相とはOK?

「茂木は何と、12月17日に首相と食事した松本批判をした後、20日には鳩山由紀夫元首相(70)と食事して『鳩山由紀夫さん、波頭亮さんと、懇談。お二人とも、ウーマンラッシュアワーの村本さんのコメディ精神を絶賛。鳩山由紀夫さんは、村本さんは、頭が切れる、最後のオチが最高とおっしゃっていました』と嬉しそうにツイートしているんです。茂木は過去にも14年4月に鳩山とネット上で対談したり、15年10月にも学生市民運動団体SEALDs・奥田愛基(24)と一緒に鳩山と食事をする写真をTwitterに掲載しています」(同上記者)

 茂木が批判するのは「政治家と食事するお笑い芸人」ではなく「安倍首相と食事をする芸人」なのだ。そして、茂木が賞賛するのは「政治問題をネタにする芸人」ではなく、「現政権の批判をネタにする芸人」ということになる。

 母親から毎月1000万円のお小遣いをもらって政界のトップに上りつめた鳩山由紀夫と、約4億円もの確定申告をせずに追徴課税された茂木健一郎。庶民とかけ離れた贅沢三昧のこの2人が文化に貢献しているとはとても思えないが、脳科学者の脳の中身はなんとも理解しがたいものである。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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