「SMAP」解散から1年|2.香取慎吾の胸中

| まいじつ
画/彩賀ゆう

『SMAP』の解散から1年が経ち、解散を強硬に主張した香取慎吾はいま、微妙な立場に立たされている。

中居正広が画策したジャニーズ事務所からのSMAP独立計画に、香取はすぐに賛同していた。その理由はSMAPのマネジャーであり、グループの育ての親であるI氏がジャニーズ事務所を解雇同然に辞めさせられたからだ。

「香取はI氏を“芸能界の母”と慕っていました。SMAPをジャニーズでナンバーワンのグループにしたのはI氏だという思いもありました。しかし『週刊文春』誌上で、ジャニーズのメリー喜多川副社長はI氏の実名を挙げて非難し、“さらし者”の扱いにしたことで、香取はキレたといいます」(ジャニーズライター)

それまでにも香取は、ジャニーズ事務所のタレントの扱いにも長く疑問を持っていたという。

「香取はコンサートのプロデュースをしたり、自分でイラストを描いてファンクラブ会報誌に載せたりしていた芸術家肌の強いタイプです。ただ急激に太ったり、精神的に不安定になりやすい面もあるので、ジャニーズとしてしっかりと“管理”する対象でした。香取は、それがI氏によるものだったら許せたのでしょうが、メリー副社長や娘の藤島ジュリー景子副社長の意向だったから我慢できなかった。だからSMAPの独立に賛成したのです」(同・ライター)

「板挟み」になっている香取

2016年8月にあった木村拓哉以外のメンバーでSMAP今後についての話し合う場では、香取が真っ先に「解散したい」と訴えた。

「香取は、I氏はいない、自分のやりたいこともできない、そんな“奴隷”のような扱いに一番反感を持っていました。木村のあとに中居が一緒に退所せずに裏切ったことも、意に介さなかったといいます。遅かれ早かれジャニーズを辞めるつもりだったのです」(芸能プロダクション関係者)

今後、香取はデザイナーやイラストレーターへの道に進出することを予定している。しかしいま、香取を悩ます事態が起きている。

「香取がジャニーズを退所するときに、中居から『頑張れよ』と電話で激励を受けていました。行動を共にしなかった中居と、関係を断ち切れなかったため、中居は何かあると香取に電話するようになったのです。

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