お正月に欠かせない遊びのひとつ『かるた』。特に古典的な『百人一首かるた』や『いろはかるた』は“ああ、日本のお正月だな~”と思わせてくれて、なかなかいいもんです。
テレビでアニメが放映され始めた1963年以降は、マスコミキャラクターを使用したカルタが全盛となります。玩具メーカーオリジナルの読み札の文句や絵札には、味わい深い珍品&迷品もありました。
そんな中からマスコミキャラは登場しませんが、昭和の時代色濃厚な『推理探偵かるた』を紹介します。
では、まず“し”から。
うひっ、子供用のかるたとしてはちょっと重すぎやしませんか?
次は“み”です。
ちょっ、子供に麻薬の恐ろしさ説いてどんすのよ?
そして“も”。
うう…こっちまで泣いてる奥さんの身の上が心配になってきちゃいます。
これ、不謹慎かもしれませんが、いまやったら笑っちゃってゲームどころではないかもしれませんね。
かるたは最近でも、書体の違いで札を見分ける『フォントかるた』、読み札を劇中の名台詞だけで構成した『天空の城ラピュタ 名台詞かるた』など、ユニークなものがいろいろと売られています。
せっかく家族・親族が揃うお正月です。久々にかるたを用意して、みんなでわいわい盛り上がってみてはいかがでしょうか。
(写真・文/おおこしたかのぶ)