ビートたけしが荒れる成人式を一刀両断「国のカネ。成人式なんていらない」

Photo by PHOTO AC(写真はイメージです)

 ビートたけし(70)が6日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で、8日の成人の日を前に全国で行われる式典の不要を訴えた。

「たけしは、番組の冒頭トークから『良かったね、テレビで成人式の映像映さなくなってね』『よくバカ野郎がいっぱい映るじゃない? 酒飲んで大げさなことやって。あれ(放送)をやんなくなったら、(成人が暴走を)やんなくなったらしい。テレビに出るために、やってるらしいんだから』と成人式に触れました。そしてタレントや学者を招いても、野次ったり、邪魔したりで意味がないことを例に出し『国のカネだから。いらないよ、成人式なんか』とバッサリと不要論をブチ上げました」(週刊誌記者)

 これにはSNS上でも「ヤンキーのアピールのための場なんかいらない」「各自で同窓会やればいいよ」「税金払ってるオトナに反抗する式をやってあげる必要ない」と、たけしの意見に同調する声と、「それでも女子にとっては一生に一度の晴れ舞台」「楽しみにしている子が犠牲になるのはおかしい」とする意見が対立していた。

■膨らむ式典の警備費用、税金の投入に反対するオトナの声も

「たしかに、ここ数年『成人式の映像を流すのは暴走を助長する』という良識的な声があがり、テレビのワイドショーでも一部自粛があった。その結果か、18年度は式典での暴走が抑えられたと報道されました。しかし、実際は今年も沖縄県内で違法車両で会場に乗り付けたり、集団で派手な法被に身を包む新成人たちの姿が見られ、横浜市による横浜アリーナでの成人式でも壇上に登ろうとした新成人が取り押さえられています。要は、市区町村が警備規模を数倍にして抑制してるだけなんです」(全国紙社会部記者)

 市区町村の成人式典の予算は膨らむ一方だとするニュースもある。17年度に新成人の暴走で8分間中断に追い込まれ、ニュースとなった茨城県・つくば市では、今年はなんと4倍もの警備を増強し、会場の入口では空港並みに厳戒に手荷物検査を行っているというのだ。

 このニュースを受けた大人たちからは「わざわざ予算を増やしてまで、手のかかる”子供”の面倒をみる必要ある?」「オトナになったことを祝うはずの式典が本末転倒ではないのか」と、たけし同様「不要」の声が上がっている。

 ともあれ、今年の新成人は全国で123万人、市区町村の式典への参加率は71%、男性は61%(日本法規情報17年度調べ)だという。新成人の門出を祝うとともに、その権利と責任を担う日であってもらいたいものである。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
エンタメ