視聴率苦戦「わろてんか」巻き返し期待できない理由

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NHKで放送中の朝の連続テレビ小説『わろてんか』の視聴率がいまいちだ。第12週までで最低平均視聴率は第3週の18.88%。あとは19%台が2度あっただけで、ほかはすべて20%台である。際立って悪いというのではないが、絶賛される視聴率でもない。

「21%台が一度もないというのも珍しい状況です。20.0%が3度あるなど、完全に20%前後に落ち着いてしまっています。落ちない分、爆発力も感じません」(テレビ誌ライター)

有村架純が主演した前作の『ひよっこ』は通期の平均視聴率が20.4%だった。連続テレビ小説は20%以上だと合格だとされる。

「ひよっこは第12週まで1度も週間視聴率20%がなかったので、今作は数字的にはそれよりもいいのです。ただし、有村人気と内容のおもしろさで、後半は22%台を出すなど尻上がりに視聴率を上げていったのです」(同・ライター)

今後の視聴率上昇が見込めないふたつの要因

わろてんかは、大阪を舞台に寄席の経営をする夫婦の奮闘記。常に前向きな主人公の藤岡てん(葵わかな)は、吉本興業創業者の吉本せい氏がモデルだという。

「正直、いまの安定感のままで、後半に視聴率が伸びるかは微妙でしょう。というのは、吉本興行の誕生物語は割と知られている話で、結果的に成功したのは、現在の吉本を見ても分かること。だから今後、内容的に大きな事件がないと、それほど興味を引かないのではないでしょうか」(女性誌記者)

葵は現在19歳で、2378名の応募者のなかからオーディションでわろてんかの主役に選ばれた。2012~14年までアイドルユニット『乙女新党』に所属し、その後に女優へ転身したが、いままでは無名に近い存在だった。

「雑誌やスポーツ紙などで話題になっていないのも、今後の視聴率アップが望めないという要員になっています。記事にならないので必然的に宣伝効果も出ないでしょう」(男性誌編集者)

今後の視聴率が見ものだが、果たして…。

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