安室奈美恵べストアルバム「売れ過ぎ」で心配されること

| まいじつ
画/彩賀ゆう

今年9月の引退を発表している歌手の安室奈美恵のベストアルバム『Finally』(昨年11月8日発売)が、2カ月という短期間で売り上げ200万枚を突破した。アルバム作品の200万枚突破は、2012年に『ザ・ビートルズ』の『ザ・ビートルズ 1』が記録して以来5年5カ月ぶり。またソロアーティストでは、平井堅以来11年9カ月ぶり。女性ソロでは宇多田ヒカル以来の13年9カ月ぶりだという。

「安室自身によるアルバム200万枚突破は『SWEET 19 BLUES』に次いで21年5カ月ぶりで、通算2作目でした。このまま勢いが持続すれば、300万枚も突破しそうです。この動きを見て、アメリカのプロモート会社が『全米ライブをやってほしい』と動き出しているという話があります。もし実現すれば、アメリカに住んでいる日本人だけでなく、安室ファンのアジア圏内の出身の人たちや、日本に留学経験がある人たちもライブに集まってくると思います」(芸能関係者)

アメリカでのライブだけでなく、東南アジアツアーもプランに上がっているという。

「台湾のプロモーターが、タイ、マレーシア、中国、台湾、香港、韓国を巡るツアーを企画して、安室側に持ち掛けているという話ですが、安室としては『5大ドームのライブに集中したい』として、丁重に断っている状況です。もしも実現すれば、300億円ほどの規模のプロジェクトになると思います」(同・関係者)

売れれば売れるほど…

安室のアルバムが爆発的に売れているのは、紅白歌合戦の影響が大きかったといわれている。

「元日から急速に売上を伸ばしています。ひとりで10枚買っていくお客さまもいます」(東京都内のCDショップ店員)

安室には、完全に“最後のブーム”が来ていると言っていいだろう。

「しかし、アルバムが売れれば売れるほど、将来的に“復活”する可能性は薄れてくると思います。もしも300万枚を売り切って復活すれば『ふざけるな!』という声も出てくるでしょう。売れ過ぎるのも善し悪しなのかもしれません」(前出・関係者)

記録的な売り上げがニュースになる一方、安室に対する否定的な記事も多くみられるのも、彼女が“伝説”になりつつある証左であろう。

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