ぷっすま終了報道は忖度?草なぎ剛ドラマ当日に御用メディアのキナ臭さ

Photo by PhotKing(写真はイメージです)

 元SMAP・草なぎ剛(43)が出演する『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)が今期クール(3月末まで)で終了するとの報道を27日のスポーツ紙が一斉に報じた。同番組は草なぎがユースケ・サンタマリア(46)とともに司会をつとめ、今年で20年目となる長寿番組。24日に香取慎吾が(40)が番組内で終了を告げた『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)に続いて、草なぎの『ぷっすま』も終わってしまうのかと、ファンの間でも悲痛な声が広がっている。

 これにはSNS上でも「ジャニーズ強すぎる。これでSMAPの名が関係する番組はなくなった」「怖いな…世の中、長いものには巻かれろって事か…集団イジメだな…子供に何も言えねぇ…」「同じ時期に ぷっすま も終了って。さすがにファンぢゃない人達でもジャニーズに潰されたなって感じるよね。」「深夜では視聴率も取れているのに。恐怖政治だよ、これじゃ」と、ファン内外から突然の終了を嘆く声が聞かれた。

「終了を報じたのは日刊スポーツ。記事には『今年番組開始20年目の節目を迎える中で、テレビ局側がこれまでの功績を十分に鑑みた上で総合的に判断し、“卒業”という形での終了となった』とありました。しかし、見出しは既成事実のようにありますが、内容はあくまで『代理店関係者の談話』で、今期での終了はテレビ朝日の公式発表ではありません。『ぷっすま』終了が事実となるかどうかは分かりませんですが、このタイミングで終了の情報が流れることに、”意図”的なものを感じました」(週刊誌記者)

 同記者が怪しさを感じたのは、発表の当日が草なぎの主演するドラマ『NHKスペシャル未 解決事件File.06赤報隊事件』(NHK)の放送日だからだという。草なぎの久々のドラマ放送に合わせての『ぷっすま』終了報道が、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長に近しいメディアから発表されたとなれば、”意図”を感じるのも致し方ない。

 香取慎吾(40)の地上波レギュラーはゼロとなり、(『『ぷっ』すま』が終了なら)草なぎも『ブラタモリ』(NHK)のナレーションのみ。これでジャニーズ退所3人のメイン番組は、ついに稲垣吾郎(44)の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)のみとなる。公正取引委員会はぜひ、芸能界における「人材獲得競争等に関する独占禁止法の適用の必要性、妥当性」の一例として、検討していただきたいものである。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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