元自衛隊空将が警鐘 中国が引き起こす2018年宇宙戦争(2)

| 週刊実話
元自衛隊空将が警鐘 中国が引き起こす2018年宇宙戦争(2)

 UFOはなぜ、どうやって地球にやって来るのだろうか。
 UFOが目撃されるようになったのは、広島・長崎への原爆投下以降のことだと佐藤氏は言う。チェルノブイリ原発、福島第一原発事故では直後に多数のUFOが目撃されている。佐藤氏はこのことから、宇宙人は人類の核開発や宇宙ゴミなど宇宙開発に関する地球人の動きに、何かしらの懸念を抱いているのかもしれないと思うようになった。
 「現在、ETが核以上に懸念しているのは宇宙開発競争の加熱です。このまま無軌道な宇宙開発が続くと、そのうち宇宙資源を巡って地球人同士の宇宙戦争が起きかねません。その危うさに気付いてくれ、と警告しているのだと思うようになりました」

 すでに宇宙資源を巡る紛争の火種はある。実は核・ミサイル開発で国際社会の非難が高まっている北朝鮮の朝鮮労働党機関紙『労働新聞』が、最近になってたびたび宇宙開発に関する記事を掲載しているのだ。
 中でも昨年11月28日から12月1日にかけ、平壌の科学技術殿堂で朝鮮科学技術総連盟中央委員会の主催する『宇宙科学技術討論会-2017』を開催したと報じているのだが、ここで金日成総合大学をはじめとする各研究機関の研究者が約280の論文を発表、宇宙の平和利用という名目を並べ立て、宇宙開発に乗り出すと言い出した。これは北朝鮮が、宇宙における対米戦略にまい進する中国の尻馬に乗ったもので、人類にとって極めて危険な兆候と言えるだろう。
 「中国は'07年1月12日、四川省西昌市付近の宇宙基地から中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射して、地上約850キロの宇宙空間を飛ぶ自国の気象衛星『風雲1号C』を破壊しています。米国はこの破壊実験を『いつでも米国の軍事偵察衛星を攻撃できるぞ』という中国の挑戦と捉え、この事件をきっかけに'15年9月、宇宙開発に関する取り決め『宇宙活動に関する国際行動規範』(ICOC)を日米欧など109カ国の多国間交渉で協議しました。

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