豪華メンバーがそろう京都記念が今週のメイン。明け4歳のタイトルホルダーが4頭も出走する。まずダービー馬のレイデオロに、皐月賞を制したアルアイン。4歳牝馬からは秋華賞を差し切ったディアドラに、エリザベス女王杯で古馬を一蹴したモズカッチャンも出走予定だ。明け4歳の実力馬がこれだけそろうのは珍しいこと。いやがうえにも、レースへの興味がかきたてられる今年の京都記念である。
■ダービー馬レイデオロが人気だが…
中でも主役視されるのはレイデオロか。昨秋は神戸新聞杯勝ちのあと菊花賞に向かわず、ジャパンCに出走したが、キタサンブラックに先着する2着。今年の競馬をリードしていい存在である。ただし、痛いのは主戦・ルメールが騎乗停止で乗れなくなったこと。乗り込み量に不満はないが、初コースの京都で、前3走より1F距離が短い2200メートル。テン乗りのバルジューがどうさばくのか。1番人気が2565123着と6連敗中のレースだから気になるところ。
そこで馬券はアルアインから入ってみたい。皐月賞勝ちのあと、ダービーが5着。秋はセントライト記念2着のあと菊花賞は7着まで着順を下げたが、ひどい道悪だったにせよ、スタミナ面に問題は残した。その意味で距離面は2000メートル前後がベストだろう。
再出発へ素晴らしい気配はこの中間だ。菊花賞の疲れを取り去ってからの乗り込みで、馬体に張りが戻り、500キロを超える大型馬とは思えない素軽い身のこなしを見せている。冬場対策で追い日はダートコースを1周。体をほぐしてから追い切るが、1月24日のCW追いは併走馬を追走する形で1馬身の先着。6F81秒3、ラスト1Fは11秒3の瞬発力も見せた。レース2週前時点でこの反応。勝負根性に秀でており、休み明けでも動けるタイプだから信頼できる。
ヒモ穴で狙いたいのが古馬牝馬のクロコスミア。昨秋に本格化。府中牝馬Sを逃げ切り、エリザベス女王杯もクビ差2着。デビュー時から馬体重が30キロも増えてスタミナ面も強化されている。坂路中心の乗り込みに不足はなく、今回も先行粘り込みに注意がいる。
■G3共同通信杯の主役はグレイル
同じ日曜日は東京で3歳重賞の共同通信杯がある。主役はグレイルだ。デビュー2連勝で、前走の京都2歳Sでは暮れのG1ホープフルSを制したタイムフライヤーを差し切っている。今回は2か月半ぶりの実戦になるが、期待馬らしくレース2週前時点ですでに9本の時計をマーク。前走で見せた鋭い切れ味に期待がかかる。(日刊ゲンダイ大阪記者)
【京都記念】休み明けでも信頼アルアイン「薮中泰人 栗東トレセン便り」
2018.02.10 09:00
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