先ごろ、70年間にわたって駄菓子の『梅ジャム』を作り続けてきた梅の花本舗が、ついにその製造を終了するというツイートが拡散され、多くの駄菓子ファンに衝撃を与えた。
梅ジャムの考案者である高林博文氏は作り方を誰にも伝えず、一代限りで終わらせるという。紙芝居の時代から多くの人に愛されてきた味だけに残念だ。
駄菓子だけではない、古くから零細企業で製造されている駄玩具も同様のはず。存続が危ぶまれている駄玩具はないのだろうか?
梅ジャム同様にひとりの職人が作り続ける「ようかいけむり」
「いまや駄玩具の多くは中国産ですが、まるひでの『ようかいけむり』は、日本で高齢のおじいちゃんがひとりで作っていて、もし後継者が現れなければ、やがて姿を消す商品でしょう」(トイ・ジャーナリスト)
『ようかいけむり』といえば、カードに付着しているベトベトした物体を指に取り、2本の指をこすり合わせると細かい糸状の物質が空中に飛散し、それがあたかも煙に見えるというもの。長期間にわたって駄菓子屋で売られている商品なのでご存じの方も多いはず。
「ただ、類似品が大手の100円ショップでも売られているので、たとえオリジナルの『ようかいけむり』がなくなっても“ようかいけむり遊び”まで消滅してしまうことはなさそうです」(同・ジャーナリスト)
まるひでの独特なタッチで描かれた『ようかいけむり』のイラストに思い入れがあるファンは多い。できることならいつまでも製造を続けてほしいものだ。