アルマーニ制服議論に石田ひかり「服育論」を述べる

| まいじつ
MN4 / PIXTA(ピクスタ)

東京都中央区立泰明小学校が、今春入学する1年生から新しい標準服(制服)にアルマーニを採用すると発表したことが、国会でも取り上げられるほど話題になった。

アルマーニが監修した標準服は、上着、半ズボン、シャツ、帽子を買うと、それだけで6万円を越える。女子用のセットだと6万6000円超えとなる。現在の標準服と比べて3倍以上だという。

今回の処置は校長が導入を決定し、経緯については校長が「おおよそのことが決まってから、PTA会長や役員の方々に報告したので、(PTAが)選定過程で関わることはなかった」という。教育委員会には「アルマーニ社がデザインの監修を引き受けてくれることになったので、来年4月に向けて標準服の変更の準備を進める」と報告をしたと述べた。

この標準服、絶対に買わなければならないものではないとされているが、泰明小学校に通う児童のなかで標準服を着ていない子はほぼいないので、事実上の制服になっている。

だからこそ一部の保護者のあいだから「制服なのに高いよね」、「驚きました。公立小学校の制服なのに、なぜそんな高級ブランドのデザインを選んだのかって」と声が上がったのだ。このことが表沙汰になったの中央区長へ苦情のメールや電話があったのが理由のひとつである。

この騒動を受けて校長は2月9日に記者会見を開き、「もちろんこれまでよりは高くなるが、ご理解いただけたらなと思っております。あとは保護者の判断でご購入いただければと思います」と説明し、「区教委からの意見もあったが、道義的に考えれば関係者に説明し、確認し進めてくればよかったなという反省点もある」と述べたが、批判は止まらない。

芸能人からも批判の意見が

ビートたけしは2月10日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で「人は姿、形じゃないって散々教育してるのに。見た目で判断するな、とか散々言われなかった? 誰でも買えるような値段でいい服作るのが当たり前の話でさ」と批判していた。

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