結束ではサンウルブズがいちばん。憧れの舞台に初めて立つ流大主将の自信。

| ラグビーリパブリック

記念すべき初戦でコンビを組むのはSOロビー・ロビンソン。(撮影/松本かおり)

 流大(ながれ・ゆたか)が、またひとつ階段を昇る。

 きょう、憧れのスーバーラグビープレーヤーとなる。

「わくわくするラグビーをするのが自分たちの使命」

 そう言って立つステージで、ゲームキャプテンを務め、勝利を目指す(ヴィリー・ブリッツとチームの共同主将)。

 2月24日、秩父宮ラグビー場でオーストラリアの強豪、ブランビーズと戦う。

「ストラクチャーがしっかりしているチーム。そんなイメージを持っています。FWが強く、セットプレーが安定している。凝ったプレーより、シンプルなプレーで勝負してくる」

 そんな相手に「状況に応じてキックも使います」と話した。

「常にアタックマインドを持って戦いたい。ブランビーズはアンストラクチャーは得意としていないと思います。トランジションのところ、攻守の切り替え時に攻め、仕留めたい。先に仕掛けたいですね」

 自分たちの武器を出し切る。

 スーパーラグビーについて「幼い頃からの憧れの舞台」と言う。

 そのデビュー戦に挑む気持ちは特別だ。

「自分のプレーで勝利に貢献したい」

 チームはトップ5入りの目標を持つ。

「それに向けて一戦一戦戦っていきたい。いろんな国の選手たちがいるチームですが、結束し、すごくいいチームになりました」

 この4週間、厳しいトレーニングを積んできた。

 つまり、最高の準備を重ねた。その中で得た、新たな武器がある。

「きつい練習をやってきました。それをやり切る中でお互いを知り、わかり合えた。他のチームは2か月、3か月と準備をして戦術面を整備していると思いますが、結束では自分たちがいちばんだと思っています」

 チームは試合前日も調整でなく、強度の強い練習をしながらゲームプランの確認を進めた。クロスゲームになるのは分かっている。

 最後は気持ちで勝つ。

 その先頭に流が立つ。

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