入浴剤でホカホカに!お風呂の“あがり湯”は必要か否か?

| アサジョ
入浴剤でホカホカに!お風呂の“あがり湯”は必要か否か?

 寒さが厳しい日の帰宅後、仕事の疲れを癒やし、冷えた体を温めるには、お風呂が一番です。そんなときに役立つのが入浴剤。温まるだけでなく、香りや保湿による美肌効果を謳ったものが沢山あるので、使っている人も多いのではないでしょうか。

 ところで、入浴剤を入れた湯船でしっかり温まった後、あなたはどうしているでしょうか。「体を洗ってそのまま出る」という人がいますが、それは大変もったいないことだと知っていましたか。

 なぜなら、入浴剤には保湿成分や体の冷えを防ぐ成分が含まれているので、そのお湯をお肌に残したままのほうが効果持続を期待できるからです。それをボディソープで洗い流してあがってしまうと、効果も半減してしまう可能性があるそうです。これは、入浴効果について、複数の研究者やメーカーに取材した際に多く聞いた話です。

 つまり、入浴剤を入れたお湯に浸かった後に髪や体を洗ったのならば、もう一度湯船に浸かって、入浴剤の恩恵を十分にお肌にまとわらせたままにしたほうがよいということです。もし、湯船で汗をたくさんかいて、「そのままでは少し気持ち悪い…」というのであれば、シャワーでさっと流すくらいなら大丈夫。お風呂あがり後も体を拭き過ぎないようにして、すぐに服を着るようにしましょう。

 疲労回復や乾燥対策、肩こりや冷え性解消など、さまざまな用途の入浴剤が発売されていますから、目的に合わせて使い分けると、いっそう充実したバスライフが楽しめるはずです。

(医療/フィットネスライター・松尾直俊)

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