昨年11月、名神高速道路下り線で大型トラックの運転手がスマートフォンを見ながら運転し、44歳の男性が運転する乗用車に追突し死亡させる事故が発生。5日、大津地裁で当該事故の公判が行われた。
公判では夫を亡くした妻が被害者参加制度を利用し出廷。意見陳述で「危険性を知りながらスマホを操作した。殺人と一緒だ」と話し、厳罰に処すよう訴えた。
さらに、事故原因が「ながらスマホ」だったことについて、「そんなことで」と号泣したことを明かし、「被告が許せない」と怒りを露わにした。
検察は「職業運転手として安全運転意識が極めて低い」とし、禁錮2年を求刑。被告が「誠心誠意お詫びしたい」と反省の弁を述べていることから、求刑通りの判決が出るものと思われる。
被告は罪を償うことになるが、ネットユーザーからは、高速道路を走りながらスマホを操作するという危険行為で、人を死亡させたという事実に対し、禁錮2年という刑期は短すぎるとの声が噴出。現在の法律を改正するべきだという意見も出た。
「ながらスマホ」による事故については、昨年5月にも、名神高速道路でスマホを操作しながら走行していたトラックの運転手が、渋滞のため停車していた前方車に衝突。車に乗っていた夫婦が死亡する事故が発生している。
この事故も被告に禁錮3年の刑が言い渡されているが、2人の尊い命を奪った事実と比較すると、軽すぎる感は否めず、司法に疑問の声が集中した。
また、本サイトでも既報のとおり、2月15日に左手にスマホ、右手に飲み物を持ち電動アシスト自転車に乗っていた女子大生が77歳の女性に衝突し、死亡させる事故が発生。こちらについても、安全性を無視した行為で人を死なせたにもかかわらず、過失致死傷罪にしか問えない現状に、怒りの声があがったのは、ご存知のとおりだ。
「ながらスマホ」が原因による死亡事故はかなり急増しているが、罰する法律が追いついていないのが現状。早急な法整備が望まれる。
高速道路、大型トラックで「ながらスマホ」…後を絶たない死亡事故 刑期に疑問の声も
2018.03.06 21:30
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