NHK「あさイチ」が紹介した「受動喫煙被害」にさまざまな意見

| まいじつ
lekcej / PIXTA(ピクスタ)

3月19日放送された朝の情報番組『あさイチ』(NHK)は、『受動喫煙 こんなに深刻だった!』と題して、受動喫煙がもたらす健康被害について取り上げた。厚生労働省が発表した『喫煙と健康』という報告書によると、現在、推計で年間1万5000人が受動喫煙によって亡くなっているという。

番組では喫煙者が自分でたばこの煙を吸い込む『一次喫煙』、喫煙者が吐き出した煙を間接的に吸い込む『二次喫煙』に加えて、実際には喫煙者がいないのに喫煙の現場にいた人が帰宅後、家族に被害をもたらす『三次喫煙』が紹介されると、出演者一同、驚きを隠せない様子が放送された。

「番組ではほかにも、子供への受動喫煙の深刻な問題や、電子たばこが実際の喫煙と変わらない被害をもたらすことなども紹介されました。番組が放送されるやインターネット上では《もう飲食店は全部禁煙でいいだろ》、《うちのマンションでも下の階からタバコの煙が上がってきて迷惑している》など、喫煙に対する厳しい意見が飛び交いました。これから東京五輪を迎えるにあたって、喫煙に対する目はますます厳しくなっていくことが想像されます」(テレビ雑誌ライター)

喫煙者を悪者として放送する内容に疑問も

番組にゲストとして呼ばれた医師たちは終始、喫煙の被害がいかに甚大かを力説していた。だが、その一方で面白くないのは喫煙者だろう。番組中、有働アナが紹介したファクスでは、喫煙者を悪者として放送する内容に疑問を呈する視聴者の意見も紹介されていた。

「マンションの階下に喫煙者がいて、健康被害を訴えた視聴者のケースでは、管理組合も当てにならず、最後は警察に相談し、何とか解決した様子が紹介されました。警察が関与する事態にまで至ったことで、喫煙がいかに“悪”であるかが強調された内容でした。

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