坂上忍が国会議員を”コイツ”呼ばわり?「目に余る」「一線を超えてる」と苦情殺到

坂上忍が国会議員を”コイツ”呼ばわり?「調子乗り過ぎ」「目に余る」と苦情殺到(写真はイメージです)

 坂上忍(50)が『バイキング』(フジテレビ系)の中で和田政宗参議院議員(43)を「元NHKなの、コレ?」「コイツ何言ってんの?」と口汚く罵倒。その言葉と態度が、あまりにも酷いのではないかと、ネットSNS上で非難が殺到している。

 問題になったのは3月23日放送の同番組で、爆破予告のメール脅迫をうけた和田議員の話題を取り上げていた。この脅迫の背景には、3月19日の参院予算委員会で和田議員が太田充・理財局長に「まさかとは思いますが、太田理財局長は、民主党政権時代に野田総理の秘書官も務めておりまして、増税派だからアベノミクスをつぶすために、安倍政権を貶めるために、意図的に変な答弁をしているんじゃないか」と問い、太田局長が「いくら何でも」と3度も繰り返して抗弁したとやりとりがある。番組では、その会話をフリップにして紹介していた。

 そこで、番組出演者たちの和田議員への総攻撃が繰り広げられる。ファッションモデルのアンミカ(45)が「この人(和田氏)どっち向いて(発言し)んねん?」というと、東国原英夫(60)も「元NHKさんなんですけどポイントがズレてますよね」と被せる。すると坂上も「元NHKなの、コレ?」とバカにしたように暴言を吐いた。仮にも選挙で国民の信を受けた議員を「コレ」扱いに、多くの視聴者は耳を疑ったようだ。スタジオも一瞬「言いすぎたか」という空気に包まれたが、公共放送を使った面罵はまだ続く。

 東国原はさらに「彼は民主党から移ってきて今自民党。だから存在感を示したい。守りますよって(党幹部にむけて)前に出すための発言」などと酷評。坂上は「国民の方を向いてない」、アンミラは「分かりやすすぎて国民の側は興醒めする」「引く!」などと同意してみせた。

 そして、和田議員の「党や官邸が徹底調査を指示して、隠蔽の扉をこじ開けなければ、財務省内部で完全に書き換えの事実は隠されていたかもしれない」という発言が紹介されると、ついには「コイツ何言ってんの?」とコイツ呼ばわりを始めたのである。

 彼らの批判が適切かどうかは置いておくとしても、言及の対象に対してこの言葉使いは、民間放送のMCを務める人間として如何なものか。SNS上では放送直後から「調子乗り過ぎ」「居酒屋の酔っ払いより非道い。大人の常識がないのか」「目に余る。こりゃ視聴率最下位も仕方ないわー」「和田議員は、選挙により国民から選ばれた議員です。投票した国民をも愚弄してる。批判は自由ですが、これは単なる誹謗中傷でしかなく、不愉快極まりない発言です」などと非難の声が殺到した。

 ちなみに、この後、東国原が和田議員を「民主党から移った」という発言が誤りで「みんなの党」であったことをお詫び・訂正した。だが、その際も坂上は笑い、ふざけ「コレ」「コイツ」呼ばわりに対しての謝罪はなかった。ワイドショーでは、時に一方的な政権批判や偏向もあるかもしれない。だが、ヘイトや中傷にならぬ言葉使いなど最低限の常識が、メディアとしての体面を保っていたはず。坂上は越えてはならない一線を、越えてしまったのかもしれない。

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