おぎやはぎ矢作、ロケに割り込む一般人を”老害”と指摘も「テレビ何様?」の大ブーイング

矢作兼、ロケに割り込む一般人を”老害”と指摘も「テレビ何様?」の大ブーイング(写真はイメージです)

 通行人はテレビのロケ撮影に気を使うべきなのか。おぎやはぎ・矢作兼(46)の「通行人」批判が思わぬカウンターをくらっている。

 問題になったのは、3月22日放送の『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)。この日、2人はテレビ番組のロケ中に迂回せずに割り込んでくる中高年の男性について、はげしく批判を繰り広げていた。矢作は「(往来でロケをすることに)こっちも申し訳ないと思うけど」としながらも、「みんな『あっ、テレビの撮影してるんだ』と、カメラとタレントの前を通らないように通ってくれる。けど、必ず『なんで俺がお前たちのために、違うルートを通らなきゃいけないんだ!』っていう顔で、横切るオジサンって必ずいるの!」と指摘した。

 さらに「俺だったら、映画の撮影してたら通らないぜ」「どんなに急いでたって」と中高年側の常識を疑い、怒りはおさまらない様子。そして、ついには「いわゆる老害ってやつだろ」「クレーマーは大体、年寄り」「テレビ局とかに電話してるような奴は」とまで批判が及んだ。

 よほど酷い目にあったのか、それとも中高年が嫌いなのか。だが、それはあくまでタレントやテレビを作る側の言い分であったようだ。SNS上では「テレビ何様だよ? テレビのロケの奴らは完全に自分らが最優先だと思ってる」「公共の場を自分達の商売に使っておいて一般の通行人をクレーマー扱いとか、どっちがクレーマーなのよ?」「テレビがお年寄りに道路を譲れよ。若かろうが邪魔なもんは邪魔だ、馬鹿タレントが」と逆に手痛いカウンターをくらうことになった。

■テレビの常識は世間の非常識!? 「邪魔だ」と怒鳴るテレビスタッフも

 矢作の発言を例に取るまでもまでもなく、テレビタレントやロケスタッフの思い上がった行動が通行人とトラブルを引き起こしているケースは絶えない。特に多いのは、街頭インタビューを”お願い”したり、ロケによる通行止めを”お詫び”をするケースだ。

 最も有名なのは、09年8月に『めざましテレビ』(フジテレビ系)の撮影クルーが通行人に「邪魔だ、どけ!」と暴言を吐いたという事件。この時は、一般人の方が「そんな言い方はないのではないか」と注意をしたところ、「邪魔だからどけって言ってるんだ!」とさらに暴言を重ねてきたこともあり、ネットで報じられ物議をかもしている。

 近年では、15年9月放送の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)で、香取慎吾(41)とアンタッチャブル・山崎弘也(42)が静岡県・初島を訪れた際、スタッフの横暴ぶりがトラブルとなった。ロケ用の大きなワゴン車を路上駐車して一般車両の通行を妨げたり、観光客に「撮影をやめてください!」と怒鳴りつけたことがスポーツ紙に報じられている。他にも、ネットを検索すると、テレビのロケに遭遇し、嫌な思いをした人は無数に出てくる。

 はたして、通行人は自分の行動を我慢してまで、テレビ番組に協力する必要はあるのか。テレビ業界の常識は、世間の非常識となりつつある。

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