竹久夢二美術館に隣接し、画家の高畠華宵の3,000点もの作品をコレクションする弥生美術館。弥生美術館では主にアートに関連した展覧会を開催していますが、3月29日(木)からスタートする展覧会は、アートに興味のある方はもちろんのこと、ファッション関係の方にとっても興味深い展覧会です。
開催されるのは、資料や作品から日本のセーラー服文化に迫る「セーラー服と女学生 ~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~」です。
本展は、日本では女学生服として定着したセーラー服の魅力や秘密を、イラストレーションと服飾資料で紐解いていく展覧会で、女学生服に関連したとても貴重な資料が展示されることになっています。
展示物の中には、日本で初のセーラー服と言われ散る、福岡女学院の夏服と冬服や、平安女学院の当時の学生服のレプリカも。福岡女学院では1921年にセーラー服の制服が制定され、翌年1922年からセーラー服が着用されることになりました。これが全国的にセーラー服が着用されるきっかけになったとされています。
写真提供:平安女学院
さらに東洋英和女学院、都立八潮高校、都立第五商業の工夫を凝らしたタイ結びも実物展示されます。