浅田真央がアイスショーの“大改革”に乗り出した。『サンクスツアー』と称した全国10カ所で、姉の舞やオーディションで集めた約100名のスケーターと大々的なショーをおこなうという。
しかし、このツアーの詳細が分かるにつれ、賛否両論が巻き起こり、なかには「大丈夫か?」と心配する声も出始めた。
「アイスショーの入場チケットが格安料金で設定されていたのです。通常、アイスショーのチケットはアリーナ席で2万円近くし、リンクから遠い席でも8000円以上します。照明設備や出演者へのギャラ、アイスリンクを維持するために掛かる費用等を考えたら、そういう値段になってしまうのです」(スポーツ紙記者)
「もうちょっと、お手ごろな値段になれば」といったような意見は浅田の耳にも届いていたのだろう。浅田は企画段階から「家族連れで見に来られるように」と、2万円近くするアリーナ席を8000円程度に抑え、ほかの席も3000円台に設定してみせた。
浅田の「感謝を届けたい」という気持ちの表れだが、このことが後々、大騒動に発展するかもしれないという。
転売対策は必須
「浅田のアイスショーは格安料金に設定できたのにほかのショーはどうなんだ、という非難が出るでしょう。それ以上に心配なのがチケットの転売です。格安になった分、転売目的で大量購入し、ネットオークションにも高額で出品されるでしょう。そうなったら、元も子もありません」(関係者)
浅田が格安設定を提案したとき、当然、転売や犯罪助長の危険性を唱える意見もあった。それでも浅田は「次世代にフィギュアの素晴らしさを伝えたい」、「ファンの(チケットが)高過ぎるという声に応えたい」という考えを貫いたのだ。
「今回のショーは家族連れで来てほしいとうたっているので、ひとりが大量購入したとしても咎められません」(同・関係者)
今後のアイスショー運営に支障が出なければいいのだが…。
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