池坊保子氏「土俵女人禁制」へ意見して炎上

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日本相撲協会評議員会議長の池坊保子氏が、4月11日にフジテレビ系列で放送された『直撃LIVE グッディ!』の電話インタビューに出演し、京都府舞鶴市でおこなわれた巡業の際に女性が土俵に上がって救命活動をしたことに端を発した女人禁制の相撲の伝統について、「伝統というのは古いから伝統なのではありません」、「大切なものは受け入れ、いらないものは捨て去る」と語った。

池坊氏は女性が土俵に上がったことは問題なしとの認識を示し「大切なのは危機管理に際して、どういう風に対応していくかを、また皆が心を合わせて勉強していく必要があると思います」と今回の件を反映した危機管理体制の確立を訴えた。

そして、この件から相撲の女人禁制論についてさまざまな意見が挙がっていることに対し、池坊氏は「部外者の方の意見を参考にしながら、協会が当事者なんですから考えていくと思います」としながらも「変化していいところと変化しなくていいところがあると思いますから、今後、考えていったらいい」と、暗に協会が変わっていくことの必要性を語った。

評議員会議長として今後、相撲協会に女人禁制を解くように訴えていくかどうかについては「規約に入っていないが、でも意見として言うことはできるから」と、積極的に提言する可能性を示唆した。

何を言っても炎上を招く?

至極真っ当な意見を述べたように思えた池坊氏だが、SNSでは炎上騒ぎを招いている。

《要するに私は別格だから土俵に上げろということね》
《女性を土俵に上げろと遠回しに言っているにすぎない》
《議長なのに伝統をないがしろにするな》
《どれだけ上から目線なのか》
《変化しろということは女人禁制を解けということでしょう》

このように、池坊氏の発言に噛みつくような意見ばかりが散見された。

「元横綱の日馬富士の暴行事件で、被害者側である貴乃花親方に全く寄り添わなかった態度が致命的でした。あの一件以来、池坊さんが何か発言するたびにネットが炎上するので、できればおとなしくしていただけるとうれしいのですが…。性格的には黙っていられないようですね」(相撲ジャーナリスト)

立場上、池坊氏が意見をするのは当然のこと。ご自身も言っていたように、まさに“部外者の意見”として、しっかり受け止めるしかなさそうだ。

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