ジャニーズのスマホアプリは結局、ファンにお金を使わせる手段なのか

| アサジョ
ジャニーズのスマホアプリは結局、ファンにお金を使わせる手段なのか

 ここ最近、ネットへの進出を急ピッチに進めているジャニーズ事務所。ジャニーズJr.のユーチューブ公式サイト開設や、KAT-TUNイベントのLINE LIVE配信など、以前では考えられないほどにネットとの親和性を高めている。そしてスマホの分野でも新たな動きがあるというのだ。芸能ライターが語る。

「ジャニーズ事務所では7年前の時点ですでに、スマホ向けアプリをリリースしていました。ファンサイト『Johnny’s web』の公式アプリ版で、ガラケー向けの公式サイト(いわゆる「蛇波」)を置き換えるものです。ただアプリのアップデートがほとんどされず、iPhone版では最新のiOS11で動作しないという問題もあり、今では事務所側も『「Johnny’s web」は、スマートフォン用ブラウザでのご利用を推奨しております』と案内しているほど。このようにスマホアプリに前向きなのか後ろ向きなのかよく分からない状況でしたが、このほど新たなスマホアプリがリリースされたのです」

 そのアプリとは4月11日に公開が始まった「UNION Goods App」。これはKAT-TUNが4月20~22日に東京ドームで開催するライブ「KAT-TUN LIVE 2018 UNION」のグッズを購入するための専用アプリだ。アプリ上で自分が欲しいグッズを選択してQRコードを表示させ、それをグッズ売り場のレジに提示することで、スムーズに購入できるという。現状では東京ドーム公演専用という触れ込みだが、その後も同アプリを使えるライブが増えていくと見られている。

「このアプリがあれば事務所側では事前に、どのグッズが人気なのかを把握することが可能。それにより売れ残りの在庫や人気商品の早期完売を避けることができるはずです。その意味でビジネスとしては真っ当なアプリではありますが、要するに売上最大化のためにネットを活用するということなんでしょうね。タレントの顔写真がネットに掲載されても事務所は儲かりませんが、グッズ販売のアプリなら商売に直結する。結局、ジャニーズのネット進出は、ファンにより多くのお金を使ってもらうための手段なのかと思わずにはいられません」(前出・芸能ライター)

 ちなみに同アプリには「グッズの確保をお約束するものではありません」との注意書きが表示されるという。お目当てのグッズが欲しければやはり、早い時間からグッズ販売列に並ぶことに変わりはないようだ。

(白根麻子)

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