昔バラエティー番組で「飼い主が倒れた時助けを呼べる犬はいるか」というたぐいの実験をしていた。実験の対象が雑種だったからかもしれないが、ほとんどの場合、飼い主の希望に反して助けを呼んできてはくれない。主人の危険を察知して、誰かを呼びに行ってくれたり、「ここに何かあるよ」と教えてくれるような犬は物語の中だけなのか?いや、実際にそんな犬がいた!そんな賢すぎる犬をご紹介!―行方不明になってから15時間以上が経過
オーストラリアで3歳の少女、アウローラがいなくなり、捜索願いが出されたのは、金曜日の午後3時ごろだった。
彼女は1人で家をふらりとでかけて、そのままどこかへいなくなってしまった。
捜索は森の中や空き家など雨が降る中行われたが、行き先の手がかりをつかむことができなかった。
土曜日の朝、100名以上のボランティアやレスキュー隊や警察官などがさらに捜索を始めていた。そこで最初に発見されたのは、オーストラリアン・キャトル・ドッグ、別名ブルーヒーラーのマックスだった。
ブルーヒーラーはもともと放牧犬として飼われていることが多く、筋肉質で体ががっしりとして、飼い主以外の人になかなか懐かない犬だ。
アウローラ―の祖母、ケリーが最初にマックスを見つけた。
「マックスがアウローラの元へ案内してくれたんです」
家の周りは山が多く、なかなか小さな女の子が1人で歩くのには大変だ。
アウローラはおそらく随分と遠くまで歩いてきたんだろう。そしてマックスは彼女と一緒に来たに違いない。
山坂があるため、捜索も難航していた。そんな中、祖母のケリーが大きな声でアウローラの名を呼びながら捜索をしていると、小さく「おばあちゃん…」と叫んだ声が聞こえたような気がした。その後すぐに犬の吠える声が聞こえた。
そしてマックスが現れ、アウローラの場所へまっすぐ連れて行ってくれたのだ。
マックスは17歳、耳が悪く目もあまり良くない。