各地で「春の嵐」が猛威を振るった一方、テレビ各局では改編が行われ、番組の顔ぶれが一新されている。桜のごとく画面を彩る女子アナたちは、ハラハラ散らずにいられたか。テレビには映らない「ホンネ」とは──。
NHKを退社した有働由美子(49)の後任として「あさイチ」のMCに抜擢されたのは近江友里恵アナ(29)だ。これまで担当していた「おはよう日本」では、うっかり衣装のブラウスを前後逆に着たまま出演したという天然エピソードで知られている。
4月2日の「あさイチ」初出演を終えたあとの会見でも「緊張のあまり足がツッてしまいました」と語り、記者たちを笑わせた。
そんな近江アナについて、
「かわいい系の容姿と天然ぶりに目が行きがちですが、実際の彼女は“超野心家”なんですよ」
と明かすNHK関係者がいる。
「内輪では有名ですが、彼女は就職内定時から『私はNHKの看板キャスターになる』と宣言していた。16年春の異動で福岡放送局から東京に来た時も、彼女自身が『渋谷の本局で働きたい』と異動願を出し続けた結果です。大学在学中からテレビ朝日系CSチャンネルの報道番組でアシスタントを務めていただけあって、ハンパない上昇志向の持ち主なんです」
東京本局異動後、「おはよう日本」「ブラタモリ」「あさイチ」を歴任し、かつての宣言どおりNHKの看板キャスターとなった近江アナだが、今後の活動に関してもさらなる“野望”がささやかれている。
「『東京五輪のキャスター』をNHKでの最後の仕事として、2020年の秋にフリー転身するのではないかと見られているんですよ。彼女も『あさイチ』で前任だった有働さんと同じく、アナウンサーの枠にとどまらず、“ジャーナリスト”を自認している。近江アナの性格からして『NHKアナの立場でできることをやりきったら、一気に独立したい』というのがホンネでしょうね」(NHK関係者)
さて、その近江アナに先駆けてNHKから独立を果たしたのが有働だ。