世界選手権で石川佳純が中国人から「変」と指摘されたこと

| まいじつ
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スウェーデンで開かれていた卓球の世界選手権で銀メダルを獲得した日本女子卓球チームが5月8日に帰国し、空港には多くのファンが詰め掛けた。キャプテンを務めた石川佳純は帰国後の会見でも感極まった表情を見せていたが、大会中は“福原愛の影響力”を感じていた。

「石川は大会序盤に中国メディアからインタビューを受けています。石川は中国語を話せるので通訳を交えずに答えていたのですが…」(特派記者)

この石川の中国語に、卓球フリークの多い中国国民が食いついた。インターネット上の書き込みでは大半が好意的で《さすが石川》というコメントが多かったが、《イントネーションがちょっと変》といったような投稿があった途端、様相が変わってきた。

《そんなことはない》、《いや、ちょっとヘン》こんな不毛の議論が続き、ついには《よく聞くと、日本の東北訛りがある》という投稿があり、中国のネット民はこれに納得してしまった。

石川は東北ではなく山口県山口市の出身だ。卓球中心の生活のため、大阪府内の中学校に進学しているが、東北に在住したことはないはずだ。ではなぜ“東北訛り”の誤解を招いたのかというと、原因は福原愛にあったらしい。

福原から学んだ中国語が原因?

「石川に限らず、日本のトップ選手は中国語が堪能です。卓球で世界トップクラスの選手を多く輩出しているのが中国だから覚えるのですが、中国留学、中国語での会話の草分け的存在が福原でした」(同・記者)

ひと昔前、福原が石川たちに中国語を教えることもあった。日本の卓球関係者は否定していたが、宮城県出身の福原のイントネーションが知らず知らずのうちに石川たちにも伝わっていたのかもしれない。

「石川は今大会で初めてキャプテンを務め、精神的負担も大きかったと思います。あらためて、これまで主将役を務めてきた福原の存在感、その大きさも知ったかもしれません」(テレビ局スポーツ担当)

福原は日本の女子卓球界で数々の功績を残してきたパイオニア的な選手でもある。石川にもその影響はあるのだろう。

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