上戸彩がシリーズドラマ主役「電撃降板」の理由

| まいじつ
上戸彩がシリーズドラマ主役「電撃降板」の理由

女優の上戸彩が2015年に女児を出産して以来、初めて連続ドラマで主演内定を報じられていた今年の7~9月期のフジテレビ“月9”ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』だが、この度あらためて俳優の沢村一樹が主演であることが分かった。

絶対零度シリーズは、2010年4~6月期と2011年7~9月期の二度にわたって火曜日午後9時の放送枠で1話完結型の刑事ドラマとして放送され、上戸の演じる女性刑事を中心に、個性豊かな刑事たちが難解な事件を悪戦苦闘しながら解決するという内容で人気を博していた。次の沢村が主役になる絶対零度シリーズにも上戸は引き続き出演するが、あくまで続編とは異なる“新作”ドラマになる予定だという。

「フジテレビの連続ドラマを代表する放送枠の月9は、長澤まさみが主演する『コンフィデンスマンJP』を放映中です。毎回、長澤が違ったコスプレ姿を披露すると話題になったものの、目標だった視聴率15%には全く届かないことが、初回と2回目の放送で分かってしまった。この状況に、上戸で人気だった『絶対零度』シリーズの流れを汲んだ作品を持ってくることが決まったのです」(テレビ雑誌編集者)

では、なぜ上戸ではなく沢村が主役なのか。

これまでの月9イメージの払拭

「民放では、月9ほど視聴率がメディアに取り上げられるドラマはほかにありません。フジテレビとしては、まずキャストで話題になる枠というイメージを払拭したいのでは。だから、上戸から沢村へ主役を変更したのです」(同・編集者)

とはいえ、沢村が主役ということになれば、デビュー23年目で初の月9主演であることや、田村正和に次ぐ史上2番目の年長主演という点が話題になることだろう。それに加えて、なぜ単純にシリーズの第3弾としなかったのか。

「昨年も『コード・ブルー』の第3シリーズが“鉄板”と言われていた通りの視聴率で、狙い通りの結果を出せました。さらに、もう月9は恋愛ものではだめなことも分かっている。新しいことをやりたいが、スポンサーも満足させなければならない。さまざまな要素が絡み合ったうえでの苦肉の策が、今回の絶対零度シリーズ新作と沢村の主役抜擢なのでしょう」(同・編集者)

インターネット上では《何だかんだと既存のドラマで一番視聴率が期待できるものを月9に持ってきただけ》という厳しい意見もあった。しかし、初回の視聴率は話題になるに違いない。

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