懐かしの昭和ちびっこ「3大バッジ」

| まいじつ
懐かしの昭和ちびっこ「3大バッジ」

子供のころの私にとってバッジは、たとえそれがどんなにチープで小さなものでも、飛び切りの宝物であり、たった1個付けるだけでいろいろなキャラクターになれる“魔法のアイテム”でした。シェリフバッジを付ければ西部劇の辣腕保安官に、ジャイアンツのバッジを付ければスタープレイヤーになれたのです。

さて、昭和の子供たちに大人気だったバッジといえば、やはり次の3つでしょう。どれか1つくらいは付けたことがあるのではないでしょうか。今でもたびたび大人用のものが発売されるほどの大人気バッジです。

【少年探偵団BD( ビーディーバッジ )バッジ】

江戸川乱歩が1936年(昭和11年)より雑誌『少年倶楽部』(講談社)で連載を開始した《少年探偵団シリーズ》に登場するバッジで、探偵団の七つ道具のうちの1つ。戦後、引き継がれた雑誌『少年』の懸賞や、58年秋からのキャンペーンで、光文社版『少年探偵団』単行本3冊分のバッジ引換券と8円切手同封で申し込むともらえました。

《BOYS DETECTIVE》の頭文字をあしらった洗練された大人っぽいデザイン。風格を感じます。

【科学特捜隊流星バッジ】

ご存じ『ウルトラマン』(1966年)に登場する科学特捜隊の胸に輝くバッジ。仲間と連絡を取り合うときに無線通信機として使われていました。スッとアンテナを伸ばして使う姿にテレビの前の子供たちは魅了されました。

画像は、かつてあったお菓子メーカー『シスコ』の景品を真似た駄菓子屋流通のチープなパチものです。オールプラスチック製で10円そこそこで買えたので、1966~1968年の第1次怪獣ブーム時に爆発的に出回りました。ちゃんとアンテナが出ます。

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