「平成怪物対決」松坂大輔VS清宮孝太郎が実現か

| まいじつ
(C)msv / PIXTA(ピクスタ)

今年のプロ野球オールスターゲームの投票が始まった。そこで期待されているのが37歳の松坂大輔と18歳の清宮幸太郎が対峙する瞬間だ。

今年のプロ野球はベテラン選手に注目が集まる傾向にある。12年ぶりに日本プロ野球で勝利を挙げた松坂をはじめ、MLBから戻ってきた読売ジャイアンツの上原浩治と東京ヤクルトスワローズの青木宣親、福岡ソフトバンクホークスの内川聖一は2000安打を達成して強い存在感を見せている。

「こんな言い方は失礼かもしれませんが、第1回と第2回のワールド・ベースボール・クラシックで日本を世界一に導いたベテラン選手たちがそろって元気なのは、今年が最後かもしれません。例えば、上原がリリーフでマウンドへ向かうときには球場の雰囲気が一変します。存在感のあるベテランがオールスターに選ばれたら、営業面でもメリットは大きいでしょう。少し前まではテレビ中継の決まらなかったオールスターゲームや日本シリーズもありましたから」(球界関係者)

ベテランだけでは新鮮味がない。そこで、初出場の期待が高まっているのが、北海道日本ハムファイターズの清宮だ。清宮対松坂、清宮対上原が実現すれば、新旧、投打のスターの対決となり、オールスター戦のテレビ中継決定は間違いないだろう。

「清宮たちはもちろん、20代のプロ野球選手たちはメジャーリーグ中継を見て育った世代です。松坂、上原らに教えを請いたいという選手もいるでしょう」(ベテラン記者)

分かりやすい世代交代は起こるのか

しかし、こんな予想もされている。

「松坂から清宮が本塁打を放てば、“平成の怪物”の世代交代です。そうでなければ、プロ野球の未来は明るくない。松坂が噛ませ犬とまでは言いませんが、新しい力が台頭するためには、ベテランに引導を渡すという形が一番分かりやすくセンセーショナルです。そういうシーンを期待しているファンもいるのではないでしょうか」(同・記者)

松坂は5月20日の阪神タイガース戦で今季2勝目を挙げたが、いまはストレートに往年の力がなく、変化球を交えてベテランとしての経験を生かした配球などの投球術で試合を組み立てている。清宮がその投球術を跳ね返してひと振りで松坂を打ち崩すのか、それとも松坂がベテランの妙で清宮を絡めとるのか。対決実現を期待する人は多いのではないだろうか。

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