若きマドックスらが豪代表デビュー狙う クルセイダーズFLはリリース待つ

| ラグビーリパブリック

 来年のラグビーワールドカップで日本代表のライバルとなるアイルランド代表(現世界ランキング2位)はこの6月、オーストラリアに遠征してテストマッチ3戦をおこなう予定だが、地元で迎え撃つ同国代表“ワラビーズ”(同4位)のスコッド32人が発表された。

 マイケル・チェイカ ヘッドコーチはノンキャッププレーヤー5人を選出。HOのフォラウ・ファインガア(ブランビーズ)とブランドン・パエンガ=アモサ(レッズ)、FL/NO8ケイリブ・ティム(レッズ)、WTB/FBのトム・バンクス(ブランビーズ)とジャック・マドックス(レベルズ)がデビューを目指す。

 今季スーパーラグビーでオーストラリア勢最多の10トライを挙げている巨漢WTBタンゲレ・ナイヤラヴォロ(ワラターズ)は選出されなかった。ディフェンスが不安であることも理由のひとつだが、彼は来季、イングランドのノーサンプトン・セインツへ移籍することが決まっており、来年のワールドカップを見据える指揮官は基本的に国内を拠点とする選手でチーム作りを考えている。

 スーパーラグビー後にフランスのボルドーへ発つLOケイン・ダグラス(レッズ)も入らなかった。

 19キャップを持つ快足WTBヘンリー・スペイトも落選しており、代表復帰のためには、ディフェンス力を向上させ信頼を勝ち取る必要がある。

 また、現在所属するクルセイダーズ(ニュージーランド)からブランビーズ(オーストラリア)へ来季移籍するメルボルン出身のFLピート・サムも選出が注目されたが、5月31日現在、契約を結んでいるニュージーランドラグビー協会からブロックされている状態で、リリースが認められればワラビーズ入りは確実とみられる。

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