ドラマ・ブラックペアン「病院暇すぎ、手術失敗しすぎ」で飽きられる

| まいじつ
画/彩賀ゆう

連続ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)の最終回が近づいてきたが、ドラマ内で医師たちは“失態”を繰り返しているため、視聴者からは「普通、病院では起こりえない」と揶揄する声が後を絶たない状況となっている。また、ひとりの患者を救う一話完結型のストーリーも「マンネリ化してきた」として視聴をやめる人も出始めた。

このドラマでは毎回、最新手術ロボット『ダーウィン』を用いた手術に医師が取り組み、手術ミスをしては主人公の渡海征四郎(二宮和也)がさっそうと現れて危機を救うという展開が定番になっている。6月10日の放送分では、市川猿之介が演じる西崎啓介のチームが手術中に人間関係のトラブルを起こす。ロボットが監視するべきカメラの位置を誤ってずらしたことから大動脈から出血を起こしたのだ。ここに渡海が現れて執刀しようとするが、渡海の上司に当たる佐伯清剛(内野聖陽)が登場して渡海に代わって執刀した。

「病院暇すぎだし手術失敗し過ぎ」

ドラマの第1話から毎回、医師が人的なミスを起こし、パニックに陥る手術室に渡海らが現れて患者を助ける展開が続いている。無愛想な医師役に挑戦した二宮の演技はまずまずの評価を得ているものの、代わり映えしないドラマの構成に視聴者はツイッターに《飽きてきた》と投稿している。

この日の放映中、放映後のツイッターでも次のような投稿が散見された。

《ロボット手術失敗→人の手の手術で対応、みたいなのばっかりで飽きてきた》
《ロボット手術、失敗しがち》
《ブラックペアン 原作と違いすぎだし病院暇すぎだし手術失敗し過ぎ》
《ミスが初歩的すぎない?レントゲンとかちゃんと見てれば分かった、とか簡単な手術だから慢心、とか》

一様にオペ室で起こるミスが通常の医療現場で起こりえないものばかりで、似たようなミスが起こり続けているとドラマを批判している。

このドラマの原作は作家の海堂尊氏の小説『ブラックペアン1988』で、同氏はほかにも『チーム・バチスタの栄光』などヒット作がある。それだけにブラックペアンの安易な描写に幻滅する視聴者は多かったようだ。

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