名曲「ぼくたちの失敗」森田童子死去…ファンがイベントを開催か

| まいじつ
(C)paniti Alapon / Shutterstock

“教師と生徒の愛”という禁断のテーマを描いたTBSの名作ドラマ『高校教師』(1993年)の主題歌『ぼくたちの失敗』などで知られる歌手の森田童子(もりた・どうじ:本名非公開)さんが、今年4月24日に亡くなっていたと明らかになった。66歳だったという。

森田さんは1972年に友人の死をきっかけに歌い始め、1975年にシングル曲『さよならぼくのともだち』、アルバム『グッドバイ』でデビュー。以後はライブハウスを中心に活動していた。1976年発売の『ぼくたちの失敗』が大ヒットになったが、表舞台に出ることはなく、長いパーマヘアとサングラス姿が漏れ伝わるくらいで、本名、素顔、人物像についても全く謎の歌手として知られていた。

「森田さんを尊敬しているアーティストは多いので、イルカ、中森明菜、谷村新司などがカバーアルバムを出す可能性があると聞いています。名曲もたくさんありますし、潜在的なファンも多いですから」(音楽ライター)

ファンの悲しみは深く、この音楽ライターによると「音源を持ち寄り、ファン仲間で追悼のCDライブを行うという話も出ています」という。

YouTubeや音楽チャートにも変化が

亡くなっていたという一報と同時に、森田さんに関連したYouTube投稿の再生数は急上昇しており、CDショップにもベストアルバムの予約が続々と入り始めた。

「この勢いだとチャートのトップ10にベストアルバム『ぼくたちの失敗 森田童子ベストコレクション』が入りそうな勢いです。購買層は50歳以降のファンが特に多いですね」(CDショップ店員)

SNSでも森田さんの訃報は一気に拡散され、多くの関連投稿が集まっている。

《一度でいいから歌っている姿を生で見たかった》
《悲しみとともに歌を聴いています》
《同世代として、もっと生きてほしかった》
《彼女の歌を聴いていると切なくなるが、亡くなったと聞いてさらに悲しくなる》
《音楽性としては、切ないメロディーを流布された先駆者》

「一時代を築いたカリスマ的な歌手でした。ドラマの高校教師は再放送でも視聴率を稼ぐコンテンツです。これを機にまた再放送されるかもしれません」(テレビ雑誌編集者)

西城秀樹に続き、昭和に活躍した大物歌手がまたこの世を去った。

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