ドラマ・特捜9「視聴率が全話ふた桁」達成ヒットの秘密

| まいじつ
画/彩賀ゆう

『V6』の井ノ原快彦が主演を務めたテレビ朝日の連続ドラマ『特捜9』が6月13日に最終回を迎えた。平均視聴率が14.0%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)と発表され、これで全話通して一度もふた桁以下を記録せずに放送を終えることができた。

このドラマは、昨年3月に亡くなった渡瀬恒彦さん(享年72)が主演した『警視庁捜査一課9係』を井ノ原の主演でリニューアルしたもの。井ノ原のほか、羽田美智子や津田寛治ら主要キャストは継続して出演し、『9係』が解散となって1年後に捜査班として再結集するところから始まった。

「この『特捜9』については、もちろんこれで終わりというわけでなく、スペシャル版も含めて継続して放映する流れになっています。平均で15%前後の視聴率をマークするドラマですから、映画化の話も含めてテレ朝の優良コンテンツとして大事にされるでしょう。スポンサーも大満足していると聞いています」(芸能関係者)

抜群の安定感を損なわなかった

渡瀬から主役のバトンを渡された井ノ原もひと安心というところだろう。井ノ原は8年間続いたNHKの番組『あさイチ』を3月末で降板し、特捜9はその直後の4月から始まったということもあって、気合いの入り方が半端ではなかったという。

「井ノ原はあさイチの放送最終日に『あさイチロスとは言わないで』とコメントしていました。これでうまく“イノッチロス”の視聴者を特捜9に導くことができたのかもしれません」(テレビ雑誌編集者)

とはいえ、井ノ原目当ての視聴者を多少取り込んだくらいでは、これほどの高視聴率は出ないだろう。

「前身の9係からチームワークで推し進めていたドラマです。演技達者な役者がそろっていることもあって安定感は抜群。今回ひとまずは最終回となりましたが、ゴールデンタイムで復活するのは間違いないでしょう」(同・編集者)

主演の井ノ原は「またこのメンバーでドラマを作りたい」と意欲満々だという。“特捜9ロス”の視聴者たちは期待して待っているに違いない。

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