第二の人生の選択肢?「占い師」という職業の魅力

| まいじつ
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朝のワイドショーや女性向け雑誌に欠かせない“占い”。科学的に証明されているわけではないのに、これほど多くの人が信じているものもない。

なかには占いが大好きで、自分で勉強している人もいるだろう。はたして占い師とはどんな職業なのか?

「占い師になるのに免許はいりません。名刺さえ作れば誰でもすぐになれます。1年くらいちょこっと勉強して口八丁で占い師を始める人もいますが、結局そういう人にはお客さんが付きません。占いが当たり、それが口コミで伝わらないとやっていけない商売なんです」(現役女性占い師)

では、どんな人が占い師に向いているのだろうか。

「いろんな人の悩みごとを聞いて相談に乗ってあげるわけですから、“聞き上手”であることが一番です。あとは“人を素早く見抜く力”でしょうか。傷つきやすい人には遠回しに、キッパリした人にはストレートに言うとか、占う人の性格によって言い方を変えることが大事です」(同・占い師)

常に最新の情報を取り入れて勉強

霊感やインスピレーションで占う場合は才能がいるが、占星術のような基本的に星の運行さえ理解できれば可能な占いは、勉強さえしっかりすれば誰でもなれるチャンスがあるという。だが、それでは誰が占っても同じ答えになってしまうのではないだろうか。

「そういうことはありません。占星術は常に最新の情報を取り入れて進化しているのです。この前も新しい星が発見されたので、その情報を加味して占わなければなりません。努力を怠っては、いい占いはできないのです」(同・占い師)

この職業のいいところは定年などがなく、歳をとっても続けられるところにあるという。

「若い人よりも、ある程度歳をとっていた方が信頼されるし、それまでの人生経験がこれほど生かせる商売はないと思います。話下手な人は研究に専念して、その成果を出版などで発表するのもいいでしょう」(同・占い師)

占い師の年収は一般的には200万円から360万円と言われており、高収入というわけではないが重労働でもないので、人とコミュニケーションをするのが好きなら悪くない職業と言えるだろう。また、占い師でも400万円から650万円程度稼ぐ人も少数ながら存在し、電話占いなら街頭に立ったり占い館に出勤せずに自宅で仕事をすることもできる。

一攫千金は難しいが、案外、退職したあとの収入やお小遣い稼ぎにはいい職業なのかもしれない。

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brickrena / PIXTA(ピクスタ)

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