天才テリー伊藤対談「重本ことり」(2)メンバー・事務所と面倒なことに!?

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天才テリー伊藤対談「重本ことり」(2)メンバー・事務所と面倒なことに!?

テリー 「紅白歌合戦」にも出られて、当時グループは人気絶頂だったわけじゃない。それは、どんなふうに感じていたの?

重本 すごくうれしかったんですけれど、正直、違和感もありました。だって、これは私たち自身が売れたんじゃなくて、「妖怪ウォッチ」というアニメやゲームが売れているところに、ただ乗っかっただけだってわかっていたので。

テリー あ、若いのに意外と冷静だったんだね。

重本 だって、どこに行っても、出る時はジバニャン(「妖怪ウォッチ」の人気キャラクター)の着ぐるみと一緒ですから。それは、ある意味すごくありがたかったんですが、逆にジバニャンがいないと私たちはどこにも出られないっていうことなんですよ。

テリー そんな状況を、他のメンバーはどう思っていたの。

重本 どうでしょう、私からは伝えましたけど、あんまり理解されなかったんじゃないでしょうか。

テリー それはどうして?

重本 やっぱり、私も含めて、子供の集まりだったんですよ。結成したばかりの時は、みんな小学生や中学生で学校みたいに楽しいムードなんですが、仕事モードにならなきゃいけない時にもそのノリを引きずっちゃうことがあって‥‥。ミーティングで「もっとしっかりやってよ!」みたいに注意していたんです。もっとも、私自身、歌やダンスが特別うまいわけでもないので、そう言えた立場じゃないんですけど。

テリー リーダーっていうのは、そういうことを言って憎まれる立場だからな。ということは、グループ内で1対4になるの?

重本 そうですね。地方へロケやライブで行った時、例えば大阪だったら「みんなでお好み焼き食べに行こう」みたいな話になっても「私は大丈夫だから、みんなで行ってきて」って。

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