どうみても落ち葉にしか見えないが、羽を広げると色鮮やかな蝶々だった件

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どうみても落ち葉にしか見えないが、羽を広げると色鮮やかな蝶々だった件


 パッと見どうみても落ち葉。落ち葉すぎるほどの落ち葉。

 だがじっと観察しているとその落ち葉は動くのだ。ぱっと広がるその落ち葉の中には鮮やかな青に黄色と黒のコントラスト。

 実はこれ、擬態上手な蝶々なのである。


butterfly like old leaf(Camouflage Butterfly)

 このカモフラージュが得意な蝶々の種類はコノハチョウ。翅の裏面が枯葉のように見えることからこの名がついた。



 その羽がちょっとでも動くと...


 青と黄色と黒のコントラストがおしゃれな色鮮やかな蝶々なのである。

 昆虫の擬態の代名詞として知られているコノハチョウだが、実は擬態ではないとする説もある。もしも枯葉に似せた姿を擬態として用いるならば、枯葉を背景に羽根の裏を見せるか、枯れ枝に葉のような姿で止まっているはずだが、コノハチョウは葉の上で翅を広げるか、太い幹に頭を下に向けて止まる。それゆえ枯葉に似せる意味がないというのだ。

 実際にコノハチョウの擬態が発揮される状況は少ない。だがそれは今の時代の状況が、そうさせているのかもしれない。


Not a fallen leaf but the Orange Oakleaf Butterfly - master of camouflage
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