浅田真央、殺害されたソチ五輪銅メダリスト・デニス・テンとの「友情秘話」

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浅田真央、殺害されたソチ五輪銅メダリスト・デニス・テンとの「友情秘話」

 カザフスタンの男子フィギュアスケート、デニス・テン選手の訃報が飛び込み、フィギュアスケート界のみならず、世界中が悲しみに暮れている。

「デニス・テンはソチ五輪で銅メダルを取り、カザフスタンに初めてフィギュアスケートのメダルをもたらした国民的英雄なんです。日本のフィギュアスケート選手たちとも仲が良く、日本のショーにも出演しており、日本でも人気のある選手でした。やさしくて穏やかな性格で、誰からも愛される人物でした」(スポーツライター)

 高橋大輔、村上佳菜子などスケート関係者がネットで哀悼の意を表しているが、日本で特にデニス・テンと親しかったのが、浅田真央だという。

「タラソワコーチのもとで一緒に練習に励んでいたこともあり、デニスと浅田家とは家族ぐるみで仲がよかったといいます。特に浅田真央さんがお母さんを亡くされた翌年、2012年の夏には、振付師のローリー・ニコル氏が気晴らしにと数日間、野原で花を摘んで花冠を作ったり、湖でボート遊びをしたりと、普通に夏を楽しむ機会を作ったのですが、その時一緒に過ごした仲間の1人がデニス・テンだったんです。そんなデニス・テンとの友情を真央さんも大切にし、2014年にデニス・テンがカザフスタンで初めてアイスショーを主催した時には、真央さんは1年間の休養宣言をした後でしたが、高橋大輔選手とともにかけつけ、出演して話題になりました」(前出・スポーツライター)

 世界中の人たちが、デニスのやさしい笑顔と優雅な滑りを忘れることはないだろう。

(芝公子)

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