「英BBCが放送禁止!」決して聴いてはならない禁断の自殺曲とは?

| まいじつ
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“決して聴いてはいけない”“検索してはいけない”といわれている禁断の曲がある。世界各地で放送禁止になっているという『暗い日曜日』は、聴いた人がなぜか自殺してしまうことから“自殺の聖歌”といわれている。

1936年2月、ハンガリーのブタペスト市警が靴屋の主人ジョセフ・ケラーの死亡現場を調査していると、遺書を発見した。遺書にはある歌の一節が引用されており、その歌こそが、暗い日曜日だったのである。

ハンガリーでは他にも、バーでバンドがこの曲を演奏したところ、突然、2人の男が拳銃自殺するなど、暗い日曜日にまつわる自殺者が多数出ており、その異常な事態を重く見た当局は、曲の販売と演奏の中止に踏み切ったという。

暗い日曜日は、もともと1933年にハンガリーで発表され、ピアニストのシェレシュ・レジェーが作曲した。歌詞の内容は、暗い日曜日に女性が亡くなった恋人のことを思い嘆き、最後は自殺を決意するという一節で終わっている。また、そのメロディーも重苦しい旋律を奏でている。

英BBCでは放送禁止曲に指定

この曲を聴いて、世界中で数百人、ハンガリーだけでも157人の自殺者が出たといわれており、イギリスのBBCでは放送禁止曲に指定されている。

日本では越路吹雪や淡谷のり子、美輪明宏などがカバーしているが、ジャズサックス奏者の阿部薫は、この曲をカバーした7年後の1978年、睡眠薬ブロバリンを過量服用して中毒死している。また、阿部の妻で作家の鈴木いづみもその後、1986年に首吊り自殺している。

実際に暗い日曜日を聴いた人が必ず死に至るわけではないが、世の中には精神に影響を与える不気味な旋律やコーラスが存在するのも確かだ。暗い日曜日をカバーしている歌手は世界中に多数いるが、特にフランス人シャンソン歌手のダミアが歌ったものに影響を受ける人が多いというウワサもある。

どんな曲なのか興味を持った人も多いだろうが、決して精神的に落ち込んでいるときには聴かないことをオススメする。

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