俗にいう“お笑いブーム”が過ぎ去って約10年。ネタ番組や純粋に芸人が活躍するようなバラエティー番組が激減し、ニュースターが誕生するキッカケが少なくなっている。結果を残したくても残せる場所が少ないのが現状である。
それでもミキや和牛などが、『M-1グランプリ』決勝進出を機にブレークしかけているが、今や大御所と呼ばれるお笑い芸人は、どのようにして認知度向上のキッカケを掴んでいったのだろうか?
「1991年頃、当時すでに東京で売れる寸前だったダウンタウンは、日本テレビの番組対抗『4月は人気特番で クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』に出演。早押しクイズにて、自分たちに回答権が与えられず、浜田雅功が関口宏らがいるクイズ台に上がってメンチ切ったりと大暴れしました。当時はまだ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』が東京ローカルで放送していた頃ですからね。相当なインパクトだったでしょう」(お笑いライター)
また、ナインティナインは、とんねるずMCの『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ)芸能人大会に出場。岡村隆史の身長を生かしたネタで、石橋貴明らを笑わせるなど大活躍した。のちに、岡村は「それまで何もなかったのに、放送翌日にアメリカ村(大阪の繁華街)歩いたらめちゃくちゃ声をかけられた」と振り返っている。
ロンドンブーツ1号2号は、ウッチャンナンチャンの番組『UN FACTORY カボスケ』(フジテレビ)でブレークのキッカケをつかんだと言われている。同時期に放送されていた『急性吉本炎』(TBS)では、雨上がり決死隊の宮迫博之がやるはずだった「女性にビンタをする」という企画(2枚の札を引いて1枚には1万円、1枚にはビンタが書かれているというもの)を担当していたのだが、ロンブーの代名詞といわれる“素人いじり”の原型のような企画でもあったため、これが大ハマリ。翌年には冠番組を持つまでになった。
たくさん芸人がいる中でも、番組でしっかり爪痕を残して売れていった芸人は多い。90年代、若手芸人の登竜門的番組になった『ボキャブラ天国』(フジテレビ)では、ネプチューン、爆笑問題、くりぃむしちゅー(当時は海砂利水魚)が、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ)では、宮川大輔、星田英利(当時はほっしゃん。)、千原兄弟・千原ジュニアが、自分たちの話術やポテンシャルを最大限に発揮してブレークに至った。
ちなみに、2007年に『すべらない話』に初出演した小籔千豊は、約1年後に『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)内の企画「笑わず嫌い王」にも出演。全国の認知度はさらに向上している。
最近では、SNSで人気を博してからテレビに出演する芸人も増え始めたが、上述したように、テレビ番組で何かしら爪痕を残し続けないと「ブレーク→安定期」の道のりは遠い。今後どんなスターが出て来るのか? そして、どんな芸人が「安定感」を得ていくのか? 期待して見届けたい。
ダウンタウン、ナイナイ、ロンブー…今や大物芸人のブレークしたキッカケ
2018.09.09 18:00
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