フィジーがU20トロフィー優勝! サモアとのライバル対決制し5年ぶり昇格

| ラグビーリパブリック

フィジーはねばり強いディフェンスも勝因となった(Photo: FRR / World Rugby)

 20歳以下代表セカンドグループの戦い、「ワールドラグビー U20トロフィー 2018」が8月28日から9月9日にかけてルーマニアの首都ブカレストで開催され、U20フィジー代表が初優勝を遂げた。フィジーは昇格となり、来季は5年ぶりに最高峰大会の「ワールドラグビー U20チャンピオンシップ」でプレーする。

 8か国・地域の有望株が集まったU20トロフィーで、2つに分かれたプールの戦いを全勝で勝ち上がったのはオセアニアのU20サモア代表とU20フィジー代表だった。ライバルとの大一番を前に国歌斉唱で涙を流す者もいて、それぞれのウォークライでボルテージは上がった。

 フィジーは前半4分に巧みなハンドリングでボールをつなぎ先制トライを挙げる。イエローカードを提示され数的不利の時間帯もあったが、速いボール回しと果敢なフィジカルファイトで攻め続けたサモアに易々とはゴールラインを割らせなかった。自分たちが敵陣深くに入ればきっちりフィニッシュ。相手がゆるんだ瞬間を逃さず、近い将来、海外のプロチームでスターになりそうなパワーとスピードを兼ねたランナーたちが躍動した。フィジーは計9トライを挙げ、58-8で快勝した。

 U20フィジー代表は来年、アルゼンチンで開催されるワールドラグビーU20チャンピオンシップに参加し、2018年大会チャンピオンのU20フランス代表や6回の優勝を誇るU20ニュージーランド代表“ベイビーブラックス”など、計12チームが出場するトップレベルの戦いに挑む。

 ワールドラグビーU20トロフィーの2019年大会は7月にブラジルで開催される予定で、今年のU20チャンピオンシップで最下位となり降格が決まったU20日本代表も参戦する。

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