世間はすっかり秋モード。コンビニの商品も続々“衣替え”が進む中、注目といえばやはりスイーツだろう。各社が秋めいた逸品を次々とリリースするのだから、毎日の買い物で目移りしてしまうのもしょうがない。
そこで今回は、味にうるさく歯にきぬ着せぬコンビニフード評論家の上地シーブイエス氏が、コンビニ秋スイーツの中でも特に注目の一品をピックアップ。その実力はいかに？
ローソン『鹿児島県産安納芋の純生クリーム大福』
今回取り上げるのはローソンで発売中の『鹿児島県産安納芋の純生クリーム大福』（税込１５０円）。安納芋のペーストを使用したあんを、やわらかなおもちで包んだ和スイーツだ。芋のあんの中央に隠された、「純生クリーム」もおいしさのポイント。
「最初に言いたいのが、“これを食べたら、驚くぞ！”ということです。とにかく、想像以上に優しいんです。一口食べると、上品な芋の風味が口のすみずみまでフンワリと広がります。お芋のあんはとてもなめらかで、モソモソ感を完全排除。高級芋ようかんのような味わいと香りながら、あの“重さ”をまったく感じさせない、衝撃の仕上がり。もはや“のどごし”と言って差し支えない滑らかさは、ムカつく仕事のストレスもすべて流し去るレベルと認定していいでしょう！
また、中に入っている純生クリームが本当にいいアクセントになっているんですよ。ちなみに“純生クリーム”とは、ホイップクリームとは違って、消費期限の短さや原料費の高さと引き換えに、風味やコクを活かしたクリームのこと。こんなクリームを繰り出してくるあたり、ローソンの本気さを感じさせます。