歌を通して、子どもたちに生きる素晴らしさや心の豊かさを伝える「歌のお兄さん」が覚せい剤に手を出していたら……。あってはならないショッキングな事件がまた起きてしまった。
「今月18日、1996年から5年間、Eテレ(旧・NHK教育テレビ)の子ども番組『にこにこぷんとあそぼう〜うたってワクワク〜』に“歌のお兄さん”として出ていた沢田憲一容疑者が、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたのです」(芸能ライター)
沢田容疑者は『歌のお兄さん』として活躍したのち、NHK連続テレビ小説『ええにょぼ』をはじめ、『新・部長刑事シリーズ』(朝日放送)、『ダウンタウン物語』、(毎日放送)『学校の怪談』(関西テレビ)など俳優として活躍。また、市民ミュージカルの作曲も手掛けていたという。
だが、歌のお兄さんがクスリに手を染めてしまった例が過去にもあった。例えば、1999年から2003年まで『おかあさんといっしょ』9代目歌のお兄さん“あきひろお兄さん”として人気を博した杉田あきひろ。彼は2016年、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで現行犯逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の判決が言い渡されている。その後、薬物依存者をサポートする施設で寮生活を送り更生。現在は周囲の人々の理解もあり、コンサートも行えるようになった。
もう1人は、フジテレビの子ども番組で、『ママとあそぼう!ピンポンパン』の姉妹番組ともいえる『みんなあつまれキーパッパ』で歌のお兄さんを務めていた川口厚さん。「川口浩探検隊」で知られる俳優・川口浩さんの弟にあたる人物(いずれも故人)だが、厚さんは「歌のお兄さん」を卒業した4年後、麻薬取締法違反及び大麻取締法違反で逮捕されている。
イメージとは真逆の「歌のお兄さん」の不祥事。背景として考えられることとは?
「『歌のお兄さん』時代は、車の運転禁止、海外旅行禁止、恋愛禁止、さらには立ち食い禁止など厳しくプライベートを制限され誘惑を抑えつけられてきてきました。その反動も、もしかしたらあるかもしれませんね。また、子どもだけではなく、全国の父兄から一目置かれ、どこに行っても真人間ではいなければならないのは、やはりストレスがたまるはず」(芸能ライター)
だが、それならば全ての「歌のお兄さん」がそうなってしまう。ここで注目したいのは、杉田は、2016年6月14日に東京地方裁判所で開かれた初公判で、覚せい剤使用の遠因として『おかあさんといっしょ』のコンサートツアーを外されたことを挙げていることだ。つまりは卒業後の仕事の減少が影響しているとも言える。
結局、平和なイメージのある「歌のお兄さん」も弱肉強食の世界にさらされてしまうと考えると、切なくなってくる。沢田容疑者の今後はどうなるのだろうか?
通算3人目、元・歌のお兄さんが違法薬物で逮捕 イメージと真逆なのに手を出してしまうワケ
2018.09.21 12:30
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