『マッサン』の“半裸のモデル”柳ゆり菜の歌舞伎町青春映画!『純平、考え直せ』

| まいじつ
『マッサン』の“半裸のモデル”柳ゆり菜の歌舞伎町青春映画!『純平、考え直せ』

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『純平、考え直せ』

配給/アークエンタテインメント 新宿シネマカリテほか全国公開中
監督/森岡利行
出演/野村周平、柳ゆり菜、毎熊克哉、岡山天音、片岡礼子ほか

2014年のNHK朝ドラ『マッサン』23話で、赤玉ポートワインポスターをモデルに半裸のモデルを演じて話題になった柳ゆり菜がヒロイン。NHK朝ドラ女優は、そのお堅いイメージを心地よく裏切って、結構その前後、映画で脱いだりしている歴史があり、今回もその“美しき伝統”を継承しているので、ご期待あれ。ちなみにタイトルロールの純平を演じる野村周平も、堀北真希主演のNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』で注目された過去がある。同ドラマに縁のある若い男女優による、まるで“泥だらけの純情”タッチで描かれるアウトロー色の強い新宿・歌舞伎町青春ストーリーである。

“一人前の男”に憧れる新宿・歌舞伎町のチンピラ純平(野村周平)は、対立組織の幹部を狙う鉄砲玉を命じられ、気負い立つ。決行までのある日、偶然知り合った、現状に不満のOL・加奈(柳ゆり菜)とノリで関係を持ち、鉄砲玉であることを洩らしてしまう。拳銃と数十万円の支度金。「(鉄砲玉)やめて逃げちゃお」と提案する加奈に、彼は「男が一度決めたこと」と初志貫徹を表すが…。

一直線に突き進む彼を思いとどまらせるために、彼女が取った方法がいかにも現代的。何とSNSに相談し、拡散させるのだ。今の若い人なら「当然でしょ」と言いそうだが、旧世代のほとんどはそういう発想がない。親身な忠告もあれば、無責任な冷やかしもあるネット住人とのつながりが、彼の決意を揺るがし始める、という展開が新鮮だ。ふた昔前なら2人は人知れず、苦悩し決断してたろうに。

覚悟のある女優

さて、肝心の柳クンの“完脱ぎ・濡れ場”だが、彼とラブホに入って最初は正常位で突かれると形の良いバストが揺れる。その“実り”を揉まれると「アアアァ~」とあえぎ声を上げる。さらには対面座位でガンガン。「俺のこと忘れるなよ」、「忘れないよ。好き。だから、いいよ。中で(出して)」というやり取りも鮮烈だ。柳クンも積極的になり、男の体にキスの雨。加えていわゆる“お口でのご奉仕シーン”まで挑んでくれる。

もちろん、直接描写ではないが、かなりエロい。あの『マッサン』のポスター美女だと思うともっとエロい。“半裸のポスター”から“全裸のスクリーン”へ、ブラボーな進化! と叫びたい。彼女、髪の毛を切られるシーンでも、自ら申し出て、地毛を切らせたそうな。そういう覚悟のある女優さんなら未来は明るい。柳ゆり菜をよろしく、とジャーマネ気分でプッシュしたい。

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