痩せこけて、骨と皮だけの状態になっていた犬。生きることをあきらめなかった犬の奇跡の回復物語(アメリカ)

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痩せこけて、骨と皮だけの状態になっていた犬。生きることをあきらめなかった犬の奇跡の回復物語(アメリカ)


 2018年8月7日の夜、サウスカロライナ州の小さな町、ローレンスを管轄する動物管理局に匿名で写真付きの通報があった。

 鎖でつながれたまま放置され、死にかけている犬がいるというのだ。

 現場に急行した管理局員が発見したのは、文字通り、骨と皮ばかりになったマスチフのミックス犬であった。

 犬の首につけられていた重い革製の首輪は直ちに取り外され、犬はそのまま地元の動物病院に運び込まれた。

 この犬は、後に「チャンプ」と名付けられることになる。

・ネグレクトされ、飢え死にしかけていた犬

 保護された時点でのチャンプは生後16ヶ月。限りなく死に近いところにいるのは、誰の目にも明らかだった。



 本来なら50kgほどの体重がなければならないのに、その半分にも達しない。かろうじて22kgを上回る程度の体重しかなかったのだ。

 筋肉は衰えきっていた。また、造血能力も既になく、歯茎が真っ白になるほど重度の貧血を起こし、緊急に輸血を必要としていた。
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